20030630/だからテレビは、やめられない。

観ましたか?

…というフレーズでTV番組の話が出来るのは本当に幸せです。6月27日。TV朝日「ミュージックステーション」。

ちまたでは「t.A.T.u.(タトゥー)」のドタキャン騒ぎで話題になったオンエア分です。で、ワタシがなぜこの回を録画したかと言えば、当然、リップスライムの新曲を見たかったわけです。

《JOINT》。いい曲です。いつか、リップスライムのすごさは(よくいる「ヒップホップ馬鹿」ではなく)非常に幅広い音楽を知っていることだ、的な話を書きました。

でも今回、《JOINT》を聴いて、更に認識が深まりました。「非常に幅広い音楽」を知りながら、かつ、「リズム」「グルーブ」というものを知っているということも重要なのだと。

非常に端的に言えば、「ノリがいい」ってことなんですけど。その「ノリの良さ」がとてつもない。気持ちいい。

かねがね残念だったのは、日本語のラップと「リズム」「グルーブ」の兼ね合いの悪さだったのです。だから"J-RAP"は、ワタシにとってお呼びではなかった。

ここ数年、単に8ビート、16ビートで言葉を乗せるのではなく、三連符やニ拍三連とか使ってわざと「くずす」感じのラップってよくあるじゃないですか。でも何を勘違いしたのか、「くずしっぱなし」の"J-RAP"が多すぎた。

「おい。若い衆。日本語とリズムの関係ってのは、はっぴいえんどの昔から、いや明治維新の太古から、偉人たちが苦しみぬいた深遠なるテーマなのだよ。それを何とも不愉快な『くずし』でカッコイイと思われちゃ困るのだよ。諸君!」

と、「文句ジジイ」のように言いたくなるラップ系若造が多くってね。で、リップスライムは、そのアンチ、だと。

あ、本日の言いたいことは、リップの件ではなく…

t.A.T.u.のかわりにセット無し、準備無しでイキナリ生演奏したミッシェル・ガン・エレファント、カッコヨスギタゼ!!Baby!!

ちなみにワタシ、t.A.T.u.については特に興味ありませぬ。むしろ、t.A.T.u.のあの曲で、サイコーな踊りを見せた"MUSIA"(@学校へ行こう"B-RAP HIGHSCHOOL")に注目、です。

20030625/2003年のレッドツェッペリン。

遅まきながらDVDプレーヤーを買いました。現在のラインナップはリップスライム《SHORT CUTS》(ライブ映像など必見)と、宇多田ヒカル《UH3》(やっぱり例の宇多田のダンナは天才だ)、それと《レッドツェッペリンDVD》!

なな、なんと230分(ほぼ4時間)のライブ映像に、1時間半の特典映像。この特典も、例の有名な《コミュニケーション・ブレイクダウン》のPVから、果ては1970年のインタビュー映像(!!)まで。よくこんなものが残っていたなと驚嘆。

ちょっと話は違うけど、別冊宝島のフリッパーズギターの特集本みたいなのを読んでて、なかなかいい分析の文章に出会いました。いわく「フリッパーズのような、若いのに過去の洋楽に異様に詳しい子供たちの発生には、CDプレーヤの普及と、それに伴う洋楽旧譜のCD化の波が影響している」というような内容。

よく考えれば当たり前、なのですが、コレ、ワタシ気付いていませんでした。確かにそうだ。(ワタシ、CDプレーヤーを買うのも遅くって、その「波」をかぶっていなかったからか?)

と、考えると、これから怒涛のごとくはじまるであろう「洋楽旧映像のDVD化の波」は、また全く新しい音楽ムーブメントにつながっていくことでしょう。例えばワタシよりも、いやレッドツェッペリンのリアルタイム世代よりも、ジミーペイジに詳しい17歳の男の子、とかね。

今回言いたいのはそれぐらいの話で、別に「怒り」もなにもない"つぶやき"のような文章ですが。備考ながら、DVDの中身について言えば、アコースティックセット、特に《スノウドニアの小屋》がイチバン良い。やっぱりジミーペイジのアコギは上手い!

20030616/なぜ「ネタ」をやらせないんだ?

安城での決戦を終え、なぜか脚とノドがいたいワタシです。野球図書館長、元気か? 以上私信。

土曜夜。名鉄知立駅前のいかす飲み屋でイナゴを食べながらNTV「エンタの神様」を見ました。ますだおかだが出ると聞いて。

見ました? なんか漫才ではなく、小道具使ったコントのようなものをやっていたんですよ。はっきり言ってイマイチでした。

この番組は、前にも中川家を出しながら、漫才ではなく、例のモノマネだけに絞った出演をさせており、色んな意味で「矮小化」という言葉を思い出させる構成となっています。

ま、この番組の問題はまた別項にゆずるとして、ワタシが言いたいことは、ただ冒頭の一言。もっと具体的に言えば『なぜ漫才師に普通の漫才をさせないのか!』

中川家、ますだおかだ。この2人がトップを走る最近のお笑い界の傾向と言えば「ネタ重視」の姿勢です。アドリブ中心の、当意即妙の「対応力」ではなく、練られた台本がある漫才において、中川家、ますだおかだは光り輝く。(こんなことは素人にもわかる)

しかし。少なくとも関東地区のテレビにおいては、彼らの「ネタ」を見せる番組はどこにも存在しない。あったとしても「エンタの神様」のように、やめればいいのに「ネタ」にわざわざ変なコーティングを施してしまう。

もっとヒドいのはTBSの「アッコにおまかせ」における扱い。ますだおかだも(確か中川家も)、ほとんどチョイ役的な扱いで出ていましたたが、全く輝いていなかった。ここまで来れば、漫才に対する冒涜を超えて、もう犯罪に近い。

漫才ブームというのが昔ありました。漫才という形式自体がブームとなり、とてつもない量の仕事に追われる中で、いろんなコンビが新しいネタを作ることが出来なくなり、結果、同じネタばかりオンエアされることに。そして飽きられた。

でも、まだ漫才そのものが問われる瞬間があった分、まだマシだったと言えます。いまの中川家とますだおかだの悲劇は、ソレすら問われていないという事実にあります。

サディスティックなことを言えば、「漫才」という形式で忙殺され、新しいネタ作りに苦しむますだおかだをワタシは見てみたい。そこで彼らがどのような判断をするかを、テレビの前で緊張しながらウォッチしたいのです。逆にいえば、和田アキ子や上沼恵美子のシモベとして、キレのないアドリブに甘んじている彼らは見たくない、のです。

もし、「エンターテインメントの神様」が本当にいらっしゃるのであれば、ちゃんと「ネタ」をやらせる番組を作れという啓示をTV界に与えるでしょう…でもそんなの神様に聞くまでもない、当たり前のことなのにね。

20030609/新しい世代ならではの新しい語り方を。

前回のFMヨコハマ「トワイライト・ナビゲーション」で、間接的に出演しましたワタシです。スタッフの方々、多謝。

さて昨日、ひさびさにタワーレコード(元町)でCDを買いました。いやCD自体は相変わらず買っているのですがネットで買うことが多いので、店で買ったのは久しぶりなんすよ。

タワーレコードネット通販の大口の「お客さま」のワタシなんで、ちょっと文句を言わせていただいても罪はないでしょう。「TOWER」という名前のフリーペーパーが袋に入っていました。このフリーペーパー、不愉快!

体裁自体はよく出来ています。写真もキレイだし、それぞれのアーチストについて、じっくり語ろう姿勢も好感が持てる。

問題は、その「語り方」なのです。なんていうか、分かりやすく言えば・・・古い!

「心のとても深いところで繰り返され重ねられる、最初は嘆きにも似た、願い。」・・・ぎゃ。スゴイ文章! これ元ちとせのページの書き出し。

古い、というのは、つまりこーいうことで、ワタシが想起するのは、バンドブームの頃の宝島系の音楽雑誌。サブカルチャーごっこ。文学ぶりっこ。なんか変に難しい言いまわしで悦にいってる感じ。

「嘆きにも似た、願い。」の「、」。これはスゴイですよ。句読点好きのワタシでもこの使い方はしませんわな。

で、より考えをめぐらすと、「音楽/ロック評論」というジャンルが10年前ぐらいに死んでしまったのかな、と思います。だって「音楽評論家」っていって思い浮かぶ若いライターっていないでしょ? 萩原健太氏が最若手?

そんな結果として、10年前の文体で安住した、こんな文章を読まされることになる。そーいう意味ではこの書き手にも罪は無くって、もっと構造的な問題を考えなくてはいけないのかも知れないのですが。

でもだからといって、このような文章を読むときの不愉快感は拭い去れないのです。それは、あのバンドブームの頃に、このような文章に翻弄されて、ブルーハーツなどいくつかの本当に優れたバンド以外のクソCDを沢山買わされたときの怨念。

だって宣伝だもん。無料だもん。うむ。その通り。でも、もし書く側が少しでも音楽というものを愛しているのなら、言葉で遊ばずに、そのアーチストの本質に迫った方がいい。もっともっと。それの方が本質的意味での「宣伝」になるしね。

白状すれば、このような文章をワタシ自身が垂れ流していた経験もあります。恥ずかしながら。だからこそあえて言います。どこかにいるであろう若い音楽ライターよ、自分たちの世代ならではの新しい文体で音楽を語ってくれ。がんばれ!

20030604/ジョニー大倉を擁護する。

「キャロルイコール矢沢の図式を正したい。自分の名誉のための“キャロル闘争”だ」

ジョニー大倉がちょっとした話題です。キャロルの著作権と肖像権を矢沢永吉が独占しようとしていることに関して怒りをあらわにしているという。

判を押してしまえばダメでしょ!という批判もありますが、ワタシは別の意味でジョニー大倉を擁護したいと思うのですよ。

それは上にあげた「キャロルイコール矢沢の図式」。この問題です。というのは、キャロルにおけるジョニー大倉の存在は、みんなが思っている以上に大きかったと思っているのです。

「日本語と英語チャンポンの歌詞は俺が作った(矢沢は英語が出来なかった)」と大倉氏は語っていました。この発言は、重いです。

キャロルが編み出した日英チャンポンの歌詞スタイルは明かに桑田佳佑や佐野元春に影響を及ぼしています。松本隆よりも、その影響は大きいでしょう。だとしたら、「日本ロック歌詞史」における、ジョニー氏の功績はあまりにも大きい。(ただし、日本語の「深み」のようなものを追求する姿勢を途絶えさせたという意味では、功罪あい半ばですが)

しかし、世の中的には「キャロルイコール矢沢」。同様の問題はもしかしたら「スパイダース・イコールかまやつ」という図式にもあるかも知れません。

「日本語のロック」の歴史本などは、はっぴいえんど→ティンパン/ナイアガラ系を重視しすぎてて、キャロルやダウンタウンブギウギバンドなどの「不良系?」潮流の位置付けが低すぎるキライがあります。その結果、キャロルというとてつもなくスーパーなロックンロールバンドが、いまだに一面的な見られ方に留まってしまうこととなる。

《ルイジアンナ》や《ファンキーモンキーベイビー》よりも《ヘイタクシー》を珍重するワタシとしては、今回の一連の「ジョニー騒動」を前にして、そんなことを思いました。

20030528/笑いと野球と音楽に包まれたなら。

大阪、神戸、松山の長旅に行っておりました。野球もその他も満喫しました。ラッキ。で、そのサマリーレポートを。

(1)「桂三若」がおもしろい。

例によって関西系のお笑い、テレビ、ラジオをくまなくチェック。NGKにも行きまして例の「疑問系ギャグ」の安尾信之助も生で見れまして。

「ひとり名前はわからないのだが、警官の役で出てきて「私は今、パトロールをしているのですか?」と謎の疑問系ギャグをする奴(オモシロさを文章では表現できん!)。アイツは実にオモロイ。名前知っている人があれば、ご一報を!」

と、その昔、このHPで書きまして(「20020108/あけまして、大阪演芸三昧」の欄参照)、その解答が安尾信之助。東京のソレ系好きの人は先物チェックのこと。

でも、更に気に入ったのが桂三若(さんじゃく)という若手落語家。ネタ自体は2回目で、「大阪と東京の違い」というある意味ではトラッドなものなのですが。

この人、言語感覚が実に素晴らしいのですよ。ひとつだけ紹介しておくと、「(大阪よりも東京の方が洗練されているみたいなフリがあって)東京ってのはもう町からしていいニオイがする/そのニオイは岐阜羽島あたりで変わる/岐阜羽島より手前は、なんかカブトムシみたいなニオイになる」

三枝師匠の弟子だそうです。とりあえず名前だけでも覚えておいた方がいいです…か?(安尾)

(2)フィールドシートの妙味。

ウワサのヤフーBBスタジアム(旧GS神戸)「フィールドシート」に行きました。

実は5/18~21の4日間、千葉ロッテの「追っかけ」をしました。1日目が大阪ドームで、そこから3連チャンでヤフーBB。

5/21(水)のBW―Mを見るにつけ、いよいよ「追っかけ」も最終日ということで「フィールドシート」を買ってみました。

抜群です。是非行ってみるべきです。例えば練習中の選手とこんな角度と距離感で接することができるわけです。(M渡辺俊介。この後メッタ打ちをくらう前)

流れ球リスクに対する対策も完璧で、この写真にあるように、それぞれの席の前に透明のプラスティックカバーがあって、それを上げ下げできる。つまり自信があればそのカバーを下げて「生」で見られる。



*前のオヤジうざいぜ。

さらにその上、グローブまで貸してもらえると。完璧です。神戸近郊の皆さん。もっと行ってあげないと野球の神様にホサれますよん。

(3)そして松山坊っちゃんスタジアムへ。

で、今回の旅のメインイベント。5/24~25のS―Tの2連戦in松山。

改めて思いますが、地方球場はいい。っていうか、地方ゲームはいい。増やすべきです。もっともっと。

5/24(土)のナイターなんて満員ですよ。そんで、生の野球に触れた経験の(少)ない少年たちの興奮や、オバチャンとかの感動ぶり。

その上、天然芝の坊っちゃんスタジアム。最高です。試合も楽しかったし。



*右のオヤジうざいぜ。

余談で言えば、実はワタシが宿泊したホテルがタイガースの宿舎でして。ほとんど全ての1軍の選手を生で見ました。

そーいうときに撮影やサインを要求するのは、なんとなく苦手なので遠巻きで見ているだけでしたが。夜のコンビニで桧山と出くわしたのには笑いました(どうでもいいことですがアイスクリーム買っていました。ほんとにどーでもいいこと…)。

(4)《出町柳から》by中之島ゆき

関西のTVでチェックしたCFソング。京阪電車(私鉄)のCMで流れているやつ。実にいい曲です。かなり無茶な転調がつづきますが。

…てなわけで、笑いと野球と音楽に包まれたなら…ワタシはそのとき、生きている!

20030517/僕が清原を嫌いになった理由。

本日版のスポーツ新聞は、久々に清原が一面になってます。伊良部から打った3号ソロ云々。

「おおワイや。清原や」的な彼のパブリックイメージもあり、その岸和田的武骨性(?)で何かにつけ清原がクローズアップされることが多い昨今。

"everyday with OSAKA DOWNTOWN SPIRIT"を標榜するスージー鈴木としては、そんな清原が割と好きだったのですが・・・

実は最近、っていうか2年ほど前から「ある事件」をキッカケに、気持ちが離れていったのです。この「事件」は、誰も話題にしなかったことでもあり、たいした話でもないとも思われる方も多いでしょうが、ワタシ的には非常に痛切なもので。

2年ぐらい前でしょうか。フジの「ジャンクSPORTS」のスペシャルみたいな番組で、プロ野球選手が10人ぐらい出てくるやつがありました。「番長」も登場。

うろ覚えですが、「自分の球団のいいところ」を答えさせるコーナーがあり、清原は「年棒もすごいが、年棒以外の様々なサポートも、巨人はすごい」とか、ソレ的なことを話したわけです。

で、他の選手が「実際、何がどれだけすごいのですか?」と問い質したところ、それに対してはさすがに言葉を濁しましたが。

いやーな感じがしました。確かにプロ野球界において、年棒や、契約金にプラスして、色んな裏金・裏特典があることは周知の事実ですが、そーいうことは絶対、選手の側から口にしちゃいけないと思うのですよ。

野球ファンというのはどこまでもピュアで、建前としての「12球団平等」をどこかで信じていたいものなのですよ(違います?)。巨人がその抜群な資金力で、抜きん出ていることは百も承知ですが、それでも・・・ね。

「年棒以外の様々なサポート」が何なのか、知る由もありませんが、知りたくもない。聴きたくもない。それがスゴければスゴいほど、「建前」がガラガラと崩れていくのです。

「サポート」に吸い寄せられて巨人に行ったということ。そしてそんなことを公共の電波で話してしまったこと。僕が清原を嫌いになった理由。

20030512/不動産広告は一体どうなってるんだ?

世の中盛り上がってるんでしょうか?六本木ヒルズ(www.roppongihills.com)。いや別に盛り上がっててもいいんですけどね。

なんか「六本人、生まれる」っていうコピーが古い感じがしたんですよ。あと音楽、坂本龍一ってのもなぁ。

「80年代の遺物」というイメージ。この場合の80年代ってのは「コピーライターブーム」とかそういう意味での。糸井重里とか。

で、そう考えると(広い意味での)「不動産広告」ってのは全てそうだな、と思った次第。いつか指摘した「ビッグオレンジ(www.big-orange.jp)」もね。

「不動産業界には『80年代』が残っている」と痛感した次第。YMOがよく似合う。ビックリハウスもよく似合う。

でもね、もっとスゴイ「不動産広告」を見つけたんです。特に、米倉涼子の真下にあるコピー(?)を凝視のこと・・・。

||もうホントにスゴイっすから・・・||

20030509/サミーデイビスJr.ふたたび。

「♪チェッチェッコリ」の件は。新聞記事その他で確認しました。SMAP×SMAPとかでも使われてたみたいね。知りませんでした。

で、そんなこんなの間にもっと素晴らしい、飲料系CFが生まれていました。今回はかなりすごいですよね。そうですよね。

松浦亜弥の出てくるキリンビバレッジ『午後の紅茶』のCFです。

まずキャッチ(業界用語)がいいですね。「午後ティー史上最高おいしい午後がはじまる。」うむ。悪くない。

でもなにより、CFの内容が素晴らしい。見ていただければ分かるように、松浦亜弥がア・カペラでスキャットするという着想。

||「シズル篇」がおすすめ||

一部のセンスの悪いオヤジは言うかもしれません。「70年代のサントリーの、サミーデイビスJr.のCFのマネッコじゃん!」

こーいうオヤジはどこにでもいます。「●●って曲は△△って曲のマネッコじゃん!」ほんとにお疲れさんな人たちです。

反論をしておくと、あのサミーデイビスJr.の伝説的CFを、松浦亜弥で再現してみようという発想こそがクリエイティビティであり、オリジナリティであると思うのです。

それにあのスキャット、松浦亜弥の声がいい。異常に倒錯した新しいスキャットになっている。そこも実に素晴らしい。

いい作品には素直に脱帽する姿勢を持ちたいものです。

しかし、「師匠」の新曲についての話題が途絶えているなぁ。世の中は盛り上がっているのか?

20030430/チェッチェッコリ~チェッコリッサのこと。

まず、サッポロの「玉露入りまるふくちゃ」のCFの歌。歌詞が「♪チェッチェッコリ/チェッコリサ/リサンサマンガン/サンサマンガン/ホンマンチェッチェッ」。

で、この曲を聴いた後、リップスライム系の中学生の女の子2人組、HALCALIの《エレクトリック先生》という曲のCDを買ったわけです。

そんでびっくり。どーしたことでしょ。この「♪チェッチェッコリ」の曲が引用されているのですよ。

で、そこで昔の記憶をたどると、あら懐かしの「天才たけしの元気がでるテレビ」の中の名物コーナー、『ダンス甲子園』の中での天才キャラ、山本=メロリンキュー=太郎が、確かこの曲を歌いながら登場していたシーンが思い出されたのです。

この曲、なんなんだ?

で、最近は便利なHPがあります。コレ。すごくない? ワタシみたいな「この曲なんだっけ?」な疑問を解決することが趣味な人間にとっては、とってもウェルカム。

なんと、《ガーナ民謡:チェッチェッコリ》という曲らしい(そのままやん)。とりあえず解決。めでたしめでたし。

でも、だとしたらなんでHALCALIやメロリンキューは、そんなガーナなんかの民謡を知ってたんだろう?もしやこの曲、日本でヒットしたのか?・・・気になるっ。

20030428/近況報告。

またまた更新とどこおり。やばいですね。とどこおり記録? よくないことです。

とどこおるのには理由があって、要するに忙しいということなのですが、それ以上に自分への「インプット」が足りないということです。

ドラマ? みてますよ。でもTBS深夜の『池袋ウエストゲートパーク』と日テレ 『ぼくの魔法使い』だけ。つまりは相変わらず宮藤官九郎ブーム。『木更津キャッツアイ』の再放送も全部見たしね。

そういえば、遅れ馳せながらTBSのホームページの「ishop」とやらで、木更津キャッツアイのサントラCDを発売している。思わず買ってしまいました(例の《木更津キャッツアイのテーマ》が入ってないのはチト寂しいが)。

音楽? この前久方ぶりに中古屋行きました。谷山浩子《カントリーガール》、猫《地下鉄に乗って》、多岐川由美《すっぱい経験》など。いい感じのシングルを一気に購入。

掘り出し物は山下久美子《こっちをお向きよソフィア》。いい曲です。マジいい曲です。大沢誉志幸の最高傑作。ちなみに大沢氏の楽曲ランキングの2位はビートたけしの《抱いた腰がチャッチャッチャ》ですね。ワタシ的には。

野球? みてますけど・・・ま、千葉ロッテに貯金がある(借金がない)ということ自体は驚きですが、なんだか「見てて面白いチーム」ってのがなくなっている感じかな。

そんな中、ベイスターズの「Tウッズ」の昨夜の場外ホームラン、感動しました。しかしその後の山下采配はどうだ? 動きすぎ。

そんなこんなで、久々に余裕なきゴールデンウィーク(昨年は野球三昧だったのにぃ)。がんばって「昼間の」仕事します。あ、その余波で週刊ベースボールもちょっとペンディング。あいすいません。

20030412/ムッシュ!

また更新とどこおり。ちょっと忙しいんですね。野球観戦もまだ行けてません・・・

そんなときは本を読むのです。「ムッシュ!」

なんだか、ソレ系の人たちに異常なぐらいリスペクトされているかまやつ氏ですが、この本を見れば、氏の音楽人生が、本当にいきあたりばったりっていうか、まったく計算なしに歩んできたものだということが分かります。

事務所に属さずに、ほんとうにギター一本かついで、自分で仕事を見つけていた時代もあるという。

話の中には、小西康陽や小山田圭吾なども登場しますが、かまやつ氏の視点はあくまでクール。別にソレ系の人々にリスペクトされても、とりたてて浮かれず、淡々と仕事をこなしている風情に好感がもてます。

それはそーと。この本、装丁、デザインが実に素晴らしい。モノクロとブルーを基調とした、フランスぽいっていうか、上品なデザイン(上画像、クリックのこと)。

ジャンルは全く違いますが、青田昇の「ジャジャ馬一代―遺稿・青田昇自伝 」のデザインに通じる、モノクロとブルーのおしゃれな使い方です(確かこの本は青田氏の息子さんがデザインしたらしい)。

「木更津キャッツアイ」祝映画化。再放送みてます。あらためて名作だと痛感。しかし木曜深夜「探偵ナイトスクープ」とぶつかるのがイタい。前回の「IWGP」をみる限り、宮藤官九郎氏もナイトスクープファンのはずなのにね。

20030401/脳からひとつかみ。

というわけで、ちょっと更新が滞りました。ドバーッといきます。

(1)先週金曜の「池袋ウエストゲートパーク」のスペシャル。もう本当に今年ナンバー1と今から太鼓判を押せるほどの革命的な出来。見なければ一生後悔します。ナントシテデモミヨ!

(2)"scoobie do"=スクービードゥに続いて、またイイ(けどバンド名が読みにくい)バンドをひとつ。"Hermann H.&The Pacemakers"。さぁなんて読む?? 「ヘルマン・エイチ・アンド・ザ・ペースメーカーズ」が正解らしい。

このバンドの《あまつゆのバラード》という曲が非常によい。山崎まさよし《one more time, one more kiss》のイマ風版。「スーパーバイザー」の欄に我が青春のバンド、ザ・レッズ(後に改名して「マーキームーン」。映画「ジュリエットゲーム」の主題歌にいたく感動)の大平太一氏の名前が。ビックリ。

(3)で、異常に期待した「学校へ行こう」のスペシャルは「まーまーかなぁ」という結果。B-RAP。さすがにジョン・レノソも4~5回聴くとなぁ。突然、アンコtheカンクルーが、実は一番すごいのではないか?と思えてきた。

(4)なんだかスマップの例の曲が、マイナスの意味で気になっているのですよ。槙原敬之。私たちは、あーいう作風の楽曲を、90年代初頭に消化し尽くしたんじゃなかったっけ?

《愛は勝つ》とか《どんなときも》《それが大事》、そして《負けないで》。盲目的なガンバリズムっていうか、薄っぺらな精神主義っていうか。

ま、そーいう楽曲がウケるのは実は分かる(こーいう曲の需要は実はいつも一定にある)が、スマップが歌うべき曲じゃないと思う。

《がんばりましょう》《セロリ》《シェイク》などなど。そのポップさとラディカリズムの見事な融合、っていうか、世の中をスウィングさせながら、実はめっちゃパンクな作品だったじゃないっすか。

そんなスマップが、今、自らの足跡であるところの10年分の時計を逆に戻さなくてもいいと思うのですが。「花は咲かない」。




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