20041230/2004年「レコード大賞」の発表。

はい。昨年はココ。一昨年はココ。3年前はココ。時代を感じますなぁ。で、今年は・・・。

レコード大賞:大塚愛《さくらんぼ》

はい。圧倒的です。おそらく100回以上聴いたでしょう。スーパーヘビーローテーション。何度聴いても聴き飽きない。完璧な出来。

誤解を怖れず言えば、完璧な『歌謡曲』なのです。ここでいう『歌謡曲』とは、音楽を知り尽くしたプロの仕事という意味。すごくポジティブな意味。

単に音楽として完成度が高いということを超えて、いつか書いたように、どんなリスナーがどんな感じでこの曲を楽しむかという、つまりは"消費のTPO"まで計算され尽くしている感じがする。そういう意味でもプロの仕事。

それは、ひとつはアキバ系と言われる若者かもしれないし、また例えば、カラオケボックスの最後に恥ずかしげもなく「イェイ!」と全員で叫ぶシーン。

バンプオブチキンも、アジカンも、スネオヘアーも、レミオロメンも。そして当然リップスライムも素晴らしい仕事をしましたよ。私好みの音楽の充実振りは、ここ数年で最高の百花繚乱状態。

しかしそーいう、センスに溢れた男の子たちの仕事が、いまいちポップという言葉の重みから逃げているというか、アマチュアのニオイ、同好会的ニオイ、趣味に閉じこもるニオイがちょっとずつする中で、ズドーン!と突き抜けた。それが大塚愛《さくらんぼ》。

苦言を言っておけば、大塚愛の場合、アルバムはしんどいのです。また続くシングルも大したことない。もしかしたら一種のビギナーズラックとしての《さくらんぼ》かも知れません。

名前が似ている大阪出身のちっちゃな女の子のヒストリー、aikoの《カブトムシ》、yaikoの《my sweet darlin'》につづいてai大塚《さくらんぼ》も同じ道を辿るのか。それはあまりに淋しすぎる。

一説によれば、浜崎あゆみの後をついでavexの屋台骨を支える大役をまかされつつつという大塚愛。必要なのは持久力。ほんまに頑張って欲しいで。そして、最高の音楽をおおきに。

あと2004年の野球界については、MFP(Most Funky Player)=セリーグ古田敦也、パリーグ新庄剛志となりました。なんだかいろいろ楽しかった1年間。来年も徒党を組まず、愚痴をこぼさず、ただひたすらポップの輝きに魅せられて。

よいお年を。

20041228/M-1グランプリ観戦記(2)

で、本編全て観ました。噂通りアンタッチャブルは完璧でした。南海キャンディーズの異様さも捨て難かったですけど、やっぱりアンタッチャブル。

特に今回は柴田(右)のツッコミのキレが素晴らしかった。一部で言われている「平成の横山やすし」の名に恥じない。何よりもいい声です。柴田。

逆に残念なことは、最終決戦に麒麟が出たことです。失礼な言い方となりますが、麒麟は(まだ)最終決戦の「格」じゃないですね。で、麒麟が出たことで最終決戦自体の品格も損なわれたと思う。

深読みをすれば。

タカアンドトシと笑い飯が同点となり、よく分からない理由でタカアンドトシを3位、笑い飯を4位とするというアナウンスを今田耕司がした瞬間に、審査員の間にある「観念」が浮かんだのではないか。

「タカアンドトシが3位に残ってしまうと、番組的に非常にややこしいこととなる(=同点の笑い飯が最終決戦に残れないという矛盾)⇒麒麟のポイントを高めにつけて3位にすれば丸く収まる!」

いちばんの悲劇は、実はタカアンドトシで、上のような推測が当たっているかどうかは別として、とにもかくにも麒麟より面白かったにも関わらず、最終決戦に残れなかった。

先に書いたようにタカアンドトシ、実はイチオシでした。何がいいかというと、タカの、人をバカにしたようなキャラクター。冷徹な感じ。笑わない感じ。

ビートたけし⇒太田(爆笑問題)⇒増田(ますだおかだ)⇒タカ、というライン。笑い飯の西田もこのラインに入ると思う。

(1)アンタッチャブル山崎のような全天候型の"ザ・芸人"タイプ(ex.西川きよし⇒ぼんちおさむ⇒中川家礼二)と、(2)タカ的"人をバカにしたようなキャラ"タイプ、そして欲張れば、(3)南海キャンディーズしずちゃんのような"珍獣"タイプ(ex.西川のりお)。この3つの対比こそが漫才の醍醐味のような気がする。

ちょっと分析的すぎる話になってますが、とにかくタカアンドトシに残ってほしかった。10年目の最後のチャンスと聞いて、なおのこと。

とにもかくにも1年間で最も楽しみにしているテレビ番組が終わってしまいました。悲しい。あとは"ふぬけ"になって寝正月へと。あ、次回が年内最後の更新で「レコード大賞」の発表です。

20041227/M-1グランプリ観戦記(ただし敗者復活戦)

M-1グランプリと日本シリーズだけは、オンエアを生で観なければなりません。

昨日は、小関順二系の忘年会で新宿にて痛飲。帰宅後に急に睡魔に襲われ、結局録画したビデオを観れず。朝起きたら優勝がアンタッチャブルに決定との記事。あ、やっちゃった…。

というわけで私は、周りでもう本当に大評判なところの、アンタッチャブルの"神がかりな漫才"を見ていないので、それについての感想は後日。で、今回のテーマは、もっとマニアックな漫才師で…。

ストリーク

知らないでしょう? 実は昨日、正午からスカイAでオンエアされていた敗者復活戦を観ていました(忘年会に行く前に)。そこで出会った「野球漫才」。

繰り返します。「野球漫才」!!

野球のユニフォームを来て、全て野球への視点で応えるAと、それをツッこむBという設定。

B「俺の彼女、24歳やねん」
A「ええなぁ、それ松坂世代やないか」

B「俺の彼女、年上やねん」
A「ええなぁ、それペタジーニやないか」

B「最近仕事で3Kって言いますな。知ってるか?」
A「知ってる。掛布、川藤、北別府」

B「次は化学の問題。酸素と水素を混ぜたら何になる?」
A「オリックス・バファローズ」

A「数学は得意なんや。井川=安藤=ウィリアムスって分かるか?」
B「何やそれ?」
A「これは阪神の"勝利の方程式"やないかい」

B「次は歴史や。クラーク博士の言葉は?」
A「"5番サード、アリアス"やろ」
B「アホ。"ボーイズ・ビー・アンビシャス"や」

笑えた。かなり笑えた。野球小僧あたりで特集してくれないかしらん!

20041224/M-1グランプリまであと2日。

なぜ、38歳のオトコが休日の昼間のお笑い番組を観て泣いているのか。そんなオヤジは他にもいるのか? 訳がわからん。

昨日(12/23)昼間、テレビ朝日で放送された『M-1グランプリ2004 決定!お笑い日本代表史上最強の8組スペシャル』。観ましたか?

準決勝⇒決勝のドキュメンタリーなのだが、無情にも、決勝戦に落選したことを伝えられた瞬間の悲劇的映像。私はそこに泣きました。

りあるキッズはメンバーのマンションで。麒麟は沖縄のホテルで連絡が入る。ここまではまだこらえることができた。

安田大サーカスは、大阪府大東市で別の番組の収録をしてて、そこからの帰りのタクシーの中の映像。「決勝に残った連中は、俺らよりももっともっと練習しはったんや。しょうがないんや…」。で、あのデブ2人のうちの1人がタクシーの中にも関わらず、号泣。

そしてスピードワゴン。知らせを聞いたのは居酒屋で。はじめは「しょうがないしょうがない」を連発していたメンバー(悪声の方)だが、最後には新宿の路頭で、カメラが回っているにも関わらず我を失い、「今夜はやけ酒だ…(M-1には)2回だけじゃなく、もっともっと出たかったんだよー。もっといい漫才を見せたかったんだよー」と、こちらも号泣。

もうこの辺で私の涙腺も爆発。そして、12月26日、本番への期待がいよいよ高まってきました。

最後に、予想。自信あるぞ!! 1.タカアンドトシ 2.アンタッチャブル 3.笑い飯。本命アンタッチャブルを新進気鋭のタカトシが凌駕。他の番組で漫才をあまり見せないアンタッチャブルに比べて、手口を見透かされている笑い飯は伸び悩むはず。もしかしたら敗者復活で出てくるであろう、品川庄司あたりにも負けるかもしれない。

追伸:公式ホームページによれば、当日正午から、スカイAにて敗者復活をまるごと中継するらしい。録画するぞ。

20041222/祝! "MPS" returns!!

なんだ、復活してたのか。なら、早く言ってよ。って感じだ。いつかご紹介した、私のイチオシAMラジオ番組が復活。ラジオ日本の『ミュージックパワーステーション』! 通称「MPS」。

この選曲リストを見てくださいよ。もう洋邦問わず、かつ変な質的なフィルターもかけずに、単にオールディーズを垂れ流す番組。最高。

質的なフィルターって何かというと、「特集」とか、DJの「お勧め」とか、そういうやつ。いらねーやそんなもの。ただ単にヒットした古い曲をBGMのように聴きつづけたい、ただそれだけなんだ。オイラは。

今日は天気がよかった。昼に京浜東北線に乗りながらMPSを聴いていた。新子安駅から海側を見るとつき抜けるような青空。そしてラジオからは桜田淳子《はじめての出来事》がドーン!

i-Podが大ブーム。なんと10000曲入るという。しかし、ラジオから流れてくるオールディーズは曲数無限大だ。i-Podよりも驚きと感動に満ちている、はず。

だからMPSは、だからラジオはスバラシイ。

20041219/地方の音楽、地方の笑い。

そもそもそんなにライブという場自体が好きではないもので、なかなか行くことはないのですが、今回は目利きの同僚にそそのかされて(私がそそのかして、という説もあり)恵比寿リキッドルームなるところに足を踏み入れました。12月17日金曜日。

DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN/赤犬/SAKEROCK/ロレッタセコハン/SHIRO THE GOODMAN/大友良英&SKE&L?K?O・・・ほとんどが分からんがな。っていうか、一つのバンドだけがお目当てで、他は全然知らんがな。え?お目当てとは・・・

赤犬

大阪の13人編成のビッグバンド、いやビッグバンドみたいな既成の音楽概念で説明しにくいバカバンド。私はアルバム『ばかのハコ船』を気に入って、38歳にして恵比寿リキッドルームに向かったわけです(来場者の最年長??でもライブハウスとしてはキレイで洗練されててそんなに気後れはしなかったが)。

ライブの内容は、もう完全にバカバカで、説明するのもわずらわしいから断片的に行けば、川俣軍二、三浦和義、ブリーフ一丁、バスケットボール用のハイソックスに革靴、りかっち、三点倒立・・・

つまりはよく分からんのですが、誰がカバやねんロックンロールショウや、モダンチョキチョキズの流れを汲む(?)、正しく大阪的なバカバンドですね。ご興味があれば。

で、次の日は名古屋にとび、DDF loosesoxの忘年会(おつかれさまでした)。で、二次会のカラオケで、nobody knowsを聴いたわけです。なんでも紅白に出るぐらいのヒット曲を出しながらも名古屋在住で地元にこだわった活動をしてるとのこと(私の好きな手裏剣トリオと同じ系統らしい)。

音楽では、赤犬と大塚愛が素晴らしく「大阪性」を打ち出し、nobody knowsは名古屋にこだわる、と。お笑いでは、パワーが途切れないカンニングの福岡弁と、北海道の笑いを牽引するタカアンドトシ。なんだか04年はベタに言えば地方の時代って感じだったのか? 悪い感じはしない。いいムーブメントのような気がする。

なら、もう東京にそんなにこだわることはないじゃないっすか? そう。そうなんです。あの選手がそこまでして東京の球団にすがりつくことを強く批判した我が文章が、めずらしく好評です。現在発売中の『週刊ベースホール』"cultural review"の欄、是非立ち読みしてください。

20041212/さぁ、年末。さぁ、M-1グランプリ。

『季刊ベースボールマガジン』が届いた。野球音楽評論のお仕事をいただいている『週刊ベースボール』の増刊的位置付けの本だが、今回は表紙が実に素晴らしい。

新庄。この画像では分かりにくいのだが、ちょっとソフトフォーカスっぽい処理をしていて、実に美しい仕上がり。手にとって見てみることをお奨めします。

さて、先週の『笑いの金メダル』、観ましたか? ええ私、びっくりしましたでス。タカアンドトシ。なんてオモロイんだ!!

で、そう言えば年末です。いまや紅白(の再放送、BSでやるやつ)よりも楽しみなのは『M-1グランプリ』。それにもこのタカトシ(というらしい)が出るとのこと。

東京はネタをやる番組が少ないから、「お笑いブーム」とかいいながら、結局出てくる連中は限られてる。『エンタの神様』の出演者固定度なんてすごいもんね。

だから、いつも「探す」スタンスでテレビに向かわないと、新しい才能を見つけ出すことが出来ない。「探す」のはしんどいから、30代後半としてはついつい怠ってしまう。

しかし、真に実力ある連中は、探さなくても、向こう側からドアをこじあけてくる。それがタカトシ。

下馬評で言えば、アンタッチャブルでしょう。『リチャードホール』の山崎はもうすごいことになってるし(下衆ヤバ夫、栗井ムネ夫、デニーロ・・・すべて白眉)。でへもタカトシという新星も全く見逃せない。そんな感じがします。

もうホントに楽しみだ、M-1。いまからワクワクしてきた。

20041206/《チキンライス》を嗤う。

世にあまたある「自己紹介」と言われるものに、『敵』というコーナーをつければよいと思う。「好きなもの」を語るより、「敵」の方がリアルにその人間性をあらわにすると思う。

自分的に「敵」を考えてみて、すぐに頭に描いたのが、東京プリン(笑)。あと渡辺満里奈かな。理由は面倒だから省略するけど、なんとなく分かるよね。

それに、昨年「敵」の仲間入りをしたのが槙原敬之。デビュー時は実はそんなに嫌いじゃなくって、『東京DAYS』って曲は胸にしみいってたりしたのですが。

やっぱり例の曲からでしょう。違和感を感じはじめたのは。ココにも書いたけど、ああいう薄っぺらな精神主義の曲は、時代の退化現象だと思う。

そして私は更に見抜くのです。時代が忌避しつづけてきた薄っぺらな精神主義マーケットが実は大きく潜在していることを、槙原敬之は見抜いたと。そして確信犯的にこれからもあんな作品を出しつづけるであろうと。

でもまぁ、そんなことはもう別にいいとして。諦めるとして・・・浜田雅功と槙原敬之《チキンライス》はどうなんだ??

実は『ワールドダウンタウン』(『考えるヒト』よりオモロかった。復活願う)以降のダウンタウン/松本仁志には好感を持っていたのですよ。フっきれてるっていうか、臭みがなくなって軽くなってきたというか。

しかし、その結果がこの曲のような"えんがちょ"なコラボレーションなら、それはダウンタウンの根本にまつわる問題だろう。

10年ぐらい前の、周りにツバを吐きまくっていたように彼らが好きだ。月刊明星で三宅裕司のことを「毒も華も無い」と吐き捨てていた松本が好きだ。(註:私は三宅ファンだが)

槙原ナニガシは、当時の彼らに最初に切り捨てられる存在のような気がするのだが。

20041129/The Golden Cups in "one more time"

いまTVでチェックするべきは『マザー&ラヴァー』における篠原涼子のコメディエンヌぶり(狂気!)。そして、映画は…そう、ゴールデンカップスin『ワンモアタイム』!

内容は2部に分かれています。1部(side Aだって)は、関係者の証言と、当時の社会・風俗映像、そして、貴重な「動くカップス」の映像で構成。

実際は、「動くカップス」の映像はそんなになくって、10年以上前に確か日本テレビ『スター爆笑Q&A』で流れた(マニアックな記憶だ)《愛する君に》の映像(エンディングがmajor7)と、これはワタシ初見でしたが、『R&B天国』とかいう番組での《アイム・ソー・グラッド》の2つだけ。

でも、それ以外の部分も案外楽しめるんですよ。当時の写真がふんだんに使われてて、それをカップスの演奏に乗せてコラージュするだけで、かなりカッコイイ。

ビジュアル的にはなんといってもルイズルイス加部! カッコイイ。カッコ良すぎ。惚れた。

||再掲。いちばん左の男。||

ポスターが2種類売られていて、ひとつは、上のリンクにある5人揃ってのやつ。もうひとつはルイズルイス加部がピンでフィーチャーされているモノクロのやつ。後者がお勧め。ワタシ、買いました。800円。

この「side A」の予告編はコレ。コレだけでもかなりカッコいいです。必見。

「side B」は昨年行なわれた再結成ライブの映像。で、実はこちらはちょっと退屈。エディ藩の闊達な演奏は最高だけど、やっぱり再結成は再結成。ルイズルイス加部のベースをソロで聞きたかったのに、サポートのベース(つまりベース2本!)に元ゴダイゴのスティーブが入っていたことが残念。

で、です。ということは、伝説のバンドについて、この映画の「side A」のように、当時の数少ない演奏シーン映像と当時の社会風俗映像をうまくリミックスすれば、それなりの映画が出来るということです。このような「音楽歴史ドキュメンタリー映画?」の市場を、この『ワンモアタイム』が切り開いたということです。

そんな市場を今後より活性化していくべく、そのような映画を作るべき伝説のバンドと、その映画のタイトル案(笑)をワタシなりに考えておきましょう。

・スパイダース・ザ・ムービー『フリフリ65-71』
・モップス・ザ・ムービー『月光仮面はいつも雨降り』
・はっぴいえんど・ザ・ムービー『風待ちくわるてっと』
・キャロル・ザ・ムービー『ファンキーモンキー・ルイジアンナ』
・ミカバンド・ザ・ムービー『黒船にひとっとぴ』
・YMO・ザ・ムービー『ソリッドステート・オミヤゲデリック』
・フリッパーズギター・ザ・ムービー『ヘッド博士のカメラトーク』

あ、まずは、そんな映画を作る前に、NHKで放送された(らしい)ドキュメンタリー『キャロル』(龍村仁監督)を「NHKアーカイブス」で流してもらうことが先決だな。心の底から観たいっ!

20041122/勝利宣言?

本日、大塚愛の『LOVE JAM』を購入。で、自分のPDAで聴くべく、PCに入れて、windows media playerで.wmaに圧縮しようと思い、あ、でもavexだから、またCCCDかレーベルゲートなんとかで、面倒だなぁ、なんて思っていたら…あれ? やけにスムーズに行くなぁ、と。

CCCDじゃなかった。レーベルゲートなんとか、じゃなかった。

事の顛末を探るべく、いろいろインターネットをあさっていると、なるほど、このような経緯だったのか。

||このような経緯||

しかし、書き方が気に入らんなぁ。"著作権侵害行為に対する啓発活動が一定の成果を収められたことや、HDDミュージックプレーヤーなど新しい音楽の楽しみ方の広がりに対応していくためです"なんて。

自分たちの考えがアサハカだったと、はっきりと言明するべきだ。

大体が、カーオーディオでも満足に鳴らない場合があるCDなんてCDじゃなかったんだ。こんなに「HDDミュージックプレーヤー」が盛りあがっているのに、.wmaや.mp3に出来ない(しにくい)CDなんてCDじゃなかったんだ。

ワタシの考えは実にシンプルで、違法コピーを取り締まるのはいい。だけど、ワタシのような違法コピーをしない、むしろ低迷する音楽市場を一生懸命支えている市井の音楽ファンに迷惑をかけるCDを売っちゃいけないだろうということ。トバっちりもはなはだしい。

我々に迷惑をかけないような「CCCD」が出来たら、そのときに売ればいい。要するに拙速過ぎたのではないかということだ。

avexのこのプレスリリースは「敗北宣言」と受けとっていいのだろうか。とりあえずは良かった。さぁ、聴くぞ。LOVE JAM。待ってろよ、大塚愛!

20041115/「エンタの神様」が降りてきた!

一気にいきます。

先週水曜の『ロバートホール』あらため『リチャードホール』におけるアンタッチャブル山崎の芸、観ましたか? 素っ裸にガーターベルトの黒ストッキング、股間には鏡餅という扮装で、2分ぐらい訳のわからんことを叫びつづけたやつ(なんだか説明しづらいなぁ)。

いつかの『ミュージックステーション』(Coccoのラスト演奏)のとき以来、久々に「テレビの神様」がワタシに降臨しました。すごかった。これでアンタッチャブルは伝説のお笑いのひとりとなりました。

『リチャードホール』に加えて、いまテレビ界で最も面白いのは、『爆笑問題のバク天』における友近、です。「パラパラまんが日本昔ばなし」の説明のパート。ちなみに先週は「一休さん」というフリップを出して「小野田さん」と読んでいた。ヨクデキテイル。

音楽で言えば、リップスライムの《masterpiece》が発売。やっぱりこれもwell-made。ヨクデキテイル。

第一印象は《time to go》のときと同じく「ちょっとタルくなったかなぁ」というものでしたが、これは聴けば聴くほど味が出てくるんですね。それはkon-konさんの指摘による「緩い」グルーヴへの気持ち良さかも知れない。

そろそろ「レコード大賞」を決めなければいけない季節です。song of the yearはもうあの曲に決定として、アルバム部門がバンプの《ユグドラシル》と《masterpiece》の直接対決の様相を呈してきました。しかし、もし今回もリップが選ばれたら3年連続やな。

で、昨日は、横浜ブリッツのこけら落としに行って来ました。ミッキー吉野プレゼンツで、エディ藩、吉田美奈子、ジョー山中、斎藤ノブ…の大ブルース大会。

なんと言ってもエディ藩の元気さ。「生きてたんだ」「未だにこんなにギターうまいんだ」「そして歌も快活やなぁ」との驚き。

エディさんに関しては、クレイジーケン氏の名著で教えられたところの、山崎洋子氏の『天使はブルースを歌う』という本に詳しい。かなり面白い。

でも、ごくごく簡単に言えば、横浜本牧の伝説のブルースバンド、ゴールデンカップスのギタリスト。で、実はゴールデンカップスの映画なんてものがいつのまにか出来ていて近々上映されるとは…シラナカッタ!!

若者に、どれだけカップスがカッコイイかということを説明するのが難しかったのですが(ってワタシもリアルタイムじゃないけど)、今回のこの映画は、若者の間に「カップスブーム」を起こすに充分でしょう。

というのは、その映画のポスター。左側の男、見てごらんさい。ルイズルイス加部っていうハーフのベーシスト。これに惚れなきゃ嘘でしょう。

||このカッコよさ!||

エディ藩の《横浜ホンキートンクブルース》を聴いて、そのままクルマで伊勢佐木町をフラフラして、タイ料理の名店『シャム』でお食事。シンハービールを一杯。

今回は過去最高の長文かな? しょうがないじゃないですか。何年かぶりに「エンタの神様」が降臨してきたんだからっ。

20041109/一大プロジェクトほんとに発進!

20041108/一大プロジェクト発進!

足の具合が悪かったので、休日はずーっと家で静養。ちょっと時間もあったんで、かねてから思い描いていた計画を実行に移しました。

題して"suzie radio days"FMヨコハマ時代の、計181回分のオンエア音源から、ベストなものをえりすぐり、MP3の形で世に問うという。

非常に面倒でした。カセットテープを一度CD-Rに落として、それをPCでMP3にするという流れ。一日かかってしまいました。

今聴いても我ながら感心する出来のものを計14本デジタル化。ラインナップはこんな感じになりました。

(1)第27回:コストパフォーマンスCDの世界
(2)第28回:在日ガイジンのための日本語講座
(3)第34回:デジャーブ・クラシック特集
(4)第38回:5分で出来るギター弾き語り
(5)第42回:スージー鈴木ピアノリサイタル
(6)第45回:盆踊り特集
(7)第46回:横浜市内めちゃめちゃ小さな旅
(8)第58回:カラオケ一人リミックス芸
(9)第99回:神奈川銘柄のCMソングを歌おう
(10)第110回:ドラムンベース特集
(11)第116回:年忘れバカリミックス祭り
(12)第119回:ロックンロール予備校
(13)第156回:Baystars Hitting Order Remix
(14)第161回:ウエダ君ショウ!

ひとつでも覚えてらっしゃる方がいれば、相当なマニア。当時のリスナーの方々、元気かなぁ? で、181回ってのは、95年の10月からですから、結局9年経ってるんですね。本当にひと昔前。

音質にこだわったらトータルでなんじゅうメガにもなったんで、現在いいサーバを探しています。

というわけで近日公開の「インターネット・ラジオ」。"suzie radio days"、こうご期待をば!

20041101/「東北」よりも「仙台」。

いやぁ、楽しかった福岡、下関。山口県を第2の故郷としたいと思います。以上、私信。

で、いよいよ明日、新規参入球団が決まる予定です。「東北楽天」と「仙台ライブドア」。で、今回ワタシはある理由で「仙台…」の方を推したいと思います。

「東北」って概念が広すぎないか??

当方、横浜市の端っこに住んでいますが、「横浜ベイスターズ」という球団に「地元感」を感じないのです。なぜか。

それは、横浜市という行政区分が、面積的・地理的に広すぎるからだと思います。435平方キロメートル。よく分からんが。

逆に「鹿島アントラーズ」とかって、示している面積が狭いからこそ、そこに「地元感」が醸し出される感じがする。

もっと論を進めれば、狭い地域を掲げておけば、その地域に住んでいない人でも、その地域の価値観に共鳴する人は「地元感」を共有することが出来るとも思うのですよ。なに?ワカリニクイ?

たとえば神宮球場をフランチャイズにする「青山スワローズ」を考えてみる。これでかなり面積は狭くなり、かつ青山に住んでなくても「青山的なるもの」に共感する層はファンになる確率がある。

同様に、「すすきの(日ハム)ファイターズ」「幕張(ロッテ)マリーンズ」「河内(近鉄)バファローズ」「甲子園(阪神)タイガース」「中洲(ダイエー)ホークス」。いいなぁ。全部ファンになりそうだ。あ、甲子園ってれっきとした地名だからね。

で、この論から行けば、「東北楽天」は論外なのです。「仙台ライブドア」の方が(まだ)いい。「青葉城ライブドア」なんかのほうが全然イイ、となる。

更に言えば「東北」なんて緩い概念で数県をくくっちゃおうってのは、ある意味蔑視に近い感じを受ける。「大東亜共栄圏」などと同じように。ちょっと言い過ぎか?

この一点のみで「仙台ライブドア」を応援します。

20041025/日曜日はAMラジオパラダイス!

日曜日は起きてから、まず風呂の中で『三宅裕司のベスト30"スゲェ"』(ニッポン放送:日曜9時~13時)を聴く。基本的には(ロイ・ジェームスの不二家の番組の流れを汲む)チャート番組なのだが、これの聴きどころは三宅裕司のハガキ(メール、FAX)の読み方のウマさ!

当方も何度かリスナーのお便りを読むという機会が当時あったが、「面白いネタをより面白く、面白くないネタも面白い感じで」読むのは難しいワザなのですよ。その点で三宅氏は天才的。

で、昨日、『清水ミチコの日曜はマネよ』の番宣で、三宅氏の番組にチョコっと出てきた清水ミチコ(なんだかダラダラした文章だ)がやった「浜崎あゆみのモノマネ」は最高だった。彼女の最近のネタの中では「FAXの音のモノマネ」に匹敵するバカバカしさ。

ごはん食べて、『新婚さんいらっしゃい』を観て、またラジオへ。当然『伊集院光の日曜日の秘密基地』(TBSラジオ:日曜13時~17時)。伊集院氏の野球番組に出させてもらったことを差し引いても、もう抜群の面白さですね。っていうか、30代後半のまさに自分に向けられている感じがする。それは幸せなことです。特に「ヒミツキッチの穴」(16時~)。

それで30分だけなのですが、17時からは『笑福亭鶴瓶の日曜日のそれ』(ニッポン放送:日曜16時~17時30分)を聴く。1970年代後半のツルベ氏、MBS『ヤングタウン』やOBC『ぬかるみの世界』の頃の、若かりし鶴瓶氏のニオイがする。

当時の大阪の若者、とりわけワタシのようなハガキ職人のようなラジオマニアにとって、鶴瓶氏は落語家のくせにサブカルチャーの旗手みたいな存在でした。

髪の毛はアフロだったし、なんといってもフォークムーブメントのそばにいたイメージが強い。そんな師匠がいまもう一度ラジオで懐かしのフォークをかけている。

昨年のラジオ日本『男のパワーステーション』キャンペーンあたりから、AMラジオが一気に"オヤジシフト"してきています。斉藤安弘のオールナイト復活とか。言わせてもらえば、言わせてもらいますとも、その流れは圧倒的に正しい!!

「これからだって充分活躍できるはずだ。懐かしい、ラジオ。」…ラジオは、そんなメッセージが分かる人間だけに向けられよ。日曜日はAMラジオパラダイス!

20041018/「お父さんのバックドロップ」をくらってしまった。

この、映画を観ないワタシが意を決してまた観ちゃいましたよ。スウィングガールズも良かったのですが、総合点であの作品を超えた、と思いました。(ほぼ)単館上映だけど。

『お父さんのバックドロップ』。10月18日、19時15分~。渋谷シネアミューズWEST。泣いた泣いた。

中島らも×プロレス×大阪(西成あたり?)という掛け合わせ。話を無理にややこしくする気はないのですが、この「掛け合わせ」への裏切り方が良いのです。

上の方程式で、なんとなく赤井秀和『どついたるねん』的な映画を思い浮かべる人が多そうですが・・・いやワタシ、あの映画観てないからよく分かりませんが(笑)・・・単なる関西ベタベタ映画ではなくって、すごくクールでスマートなところがあるから好感が持てて、かつ全国区の可能性を持つと思ったのですよ。

監督を務めた李闘士男氏は、実は伝説のラジオ番組『東京ラジカルミステリーナイト』時代にワタシとニアミスしてて、それからも多少袖をすり合わせている関係だから、書きにくいことこの上ないのだけれど。

この人、一般的には『サタスマ』などの敏腕ディレクターと言われてて、でも実は大阪西成育ちの日大芸術学部ボーイ、っていう、何とも変わった人なのです。

もう、そもそも大阪西成育ちという、大阪のどまんなかで生まれたこと自体がひとつの「才能」なのですが(東大阪市というワタシの故郷を超えてね)、その上で(日芸的)東京的感性も併せ持っている(この場合の日芸は、爆笑問題や小関順二を生んだ学び舎という意味)。

だから、東京人が思う大阪の笑い(=関西の田舎モノが東京に来て演じがちな笑い)みたいに安易にベタに走るんじゃなくって、本来の大阪の笑いが持っている洒脱さに、東京的なポップさもミックスされた感じ。それは同世代の河内人のワタシにとってすごく心地よいテイスト。

この映画、ほぼ1時間30分。短い。でも、いやいや「だからこそ」いいのですヨ。3時間かけて泣かされても、それは(大阪に出稼ぎに来た地方出身者をターゲットとしていた)松竹新喜劇の世界じゃないですか。

イタリア映画を模しているのも、そーいう安易なベタさじゃなくって、なんかもっとポップな手触りをかもし出すという意味では大成功。

シネアミューズという映画館に固有の問題かも知れないが、音声に聞取りにくいところがある(河内生まれのワタシが言うのだから確か)ことが唯一の問題だが、生瀬勝久の怪演も含めて、お勧めします。

20041011/トレンディドラマは中年のものだ。

フジテレビの「月9(イヤな響きだ)」の新ドラマが『ラストクリスマス』っていうやつで、織田裕二と矢田亜希子というそれなりのキャスティングで。

盛り上がるのかなぁ。どうでしょう? ワタシは絶対観ないけど。ま、どちらでもいいんですけどね。

で、ワタシはですね。織田裕二が36歳っていう事実に感じちゃうんですけど。ワタシのひとつ下。清原と同じですよ。つまりはオヤジっていうこと。

ワタシの世代はトレンディドラマのどまん中世代となると思います。それでよーく考えてみると、自分の世代が、トレンディドラマ登場人物とだいたい同じ年齢だったりしました。

『東京ラブストーリー』の織田君も。『29歳のクリスマス』のときは29歳だったような気がする(調べてないけど)

言いたいことは、トレンディドラマなんてものを観るのは、30代後半以上の層だと割り切った方がいいんじゃないかってこと。

「月9」ドラマの視聴率が低下してきたなんてことが新聞記事に書かれたりするけど、そもそもトレンディドラマなんてものはもう中年のものなんだからしょうがないじゃん!と開き直って考えるべきだ。

若者はトレンディドラマなんてタルくってしょうがないんじゃない? で、その判断は当然だと思う。なぜならばそれは、ワタシ世代が2時間ドラマに感じるタルさとイコールだと思うから。

だから、清原と同い年の織田を主役起用するのは、正しいような気がする。でもワタシは『ラストクリスマス』観ないけどね(笑)

NHK朝ドラの視聴率低下も、巨人戦中継の視聴率低下も。つまりは若者は(中年も?)タルいと思って観なくなっているんですよ。だからこれは構造的な問題。もう覆すことはできないと考えるべきだ。

そう。みんながみんな朝ドラ観て、巨人戦観て、トレンディドラマ観てた今までがクレージーな状況だったんだ。少なくともそう考えることからしか何も始まらない。

20041004/メジャーのニ遊間論、または不幸論。

確かにイチローの記録は素晴らしいが、ワタシがなんとなく思うことは、誤解を恐れずに言うよ、言っちゃうよ。「メジャーの内野手の守備って下手じゃない?」

いや、よく知りませんよ。メジャーを生で観たことないし、観ようとしてもこんなことが起こったりで。でも、ここ数本のイチローの内野安打をTVで観る限り、ニ遊間って、日本プロ野球の方がうまいような気がしない?

みんなが言うのは、ヤクルト宮本、千葉ロッテ小坂、ですよね。でも西武の中島もいいなぁ。セカンドは、巨人仁志は、もう別格として、好きなのは西武高木浩之。いいなぁ、あの虫みたいな動き(笑)。

「メジャーこそが素晴らしい」ということ、また、そーいうことを撒き散らすことが絶対的に正しいという風潮になってて、それに反すると異常にダサイということになりそうな昨今。1995年の「ノモフィーバー」のときも、そんな急造のメジャー主義者が増えてたけど。

話の流れを強引に変えると、野球も、音楽も、お笑いも、ハマっちゃうということは、実は、自分が不幸だからという気がする。幸せな人は他者にそんなに思い入れることはない。自分に欠落している部分があるから、それを埋め合わせをするべく、他者を求めてしまう。思い入れてしまう。

イチローの記録に狂喜しながら、もっと近くで実感できる高木浩之の虫みたいな動きに「感じない」人は、野球に向けられる不幸の度合いが本質的な意味で低い、つまりはハッピーな人たちなんじゃないかと思う。

不幸は手近で処理をする方が自然でしょう。遠くのイチローよりも近くの福浦。近くのリップスライム。近くの品川庄司。

そんなことを考えながら。昨日のプレーオフは、本当にいい試合でした。しかし、冷静に考えれば、いまこの瞬間、パリーグは5球団なんだ・・・



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