20061231/2006年レコード大賞(とMFP)の発表。

はい。昨年はココ。一昨年はココ。 ニ昨年はココ。三昨年はココ。四昨年はココ。時代を感じますなぁ。と、またまた去年のコピペ。で、今年は・・・。

レコード大賞:Def tech 《Power in da Musiq ~Understanding》

悩んだ~。今年は。あまりにも悩んだ~から久々に2位、3位も以下に書いておきますが、でも考えに考えぬいて1位はDef techのアルバムの1曲目を推すことにします。

ま、別に何の権威もない「賞」なので、真剣に悩んでいる自分がおかしかったりするんですがね。

よく出来てました。この曲、っていうか、このアルバム。旧世代的な意見を言わせてもらうと、日本のロックもここまできたかという、ちょっとした感慨があるぐらい。

Soul'd Outが出てきたときも、ちょっとそういう感慨が来ましたが、あれは「日本のラップもここまで……」という感慨でした。今回は日本の「ロック」そのものへの進化にびっくり。

もうレコード屋の売り場も含めて、ロックとヒップホップの区別を止めるときが来たのでしょう。こんなこと若い音楽ファンの中では当たり前の観念なのでしょうが。

某宗教団体との関係が知られて、Def techが評判を落としていた時期があったと思います。もしかしたら今でもそうかも?

ただ、いつか書いたように、彼らの知性は、ほんまもんだと思います。この曲の歌詞にある西洋と東洋のカルチャーギャップについての視点も、たぶんに楽観的だけど、本質を突いていると思う。

その宗教との関連があったとしても、だからといって、彼らの作品そのものの価値が毀損されるわけでもないでしょう。だって、音楽は政治や宗教よりぜんぜん偉いんだから。

アルバム全体でいえば、ちょっと盗作っぽい作品(《catch the wave》⇒中島美嘉《雪の華》)もあって、減点だけれども、とにもかくにも、とってもwell-made、よく出来ていた1曲。今年の1位!

準大賞:ドラゴンアッシュ《Ivory》

この本を読んでから、できるだけカッコイイものを臆せずにカッコイイとはっきり言おうと思っています。で、この曲、なんてカッコイイんでしょう!

次点:Bennie K 《Joy trip》

年末のかけこみの第3位。本当は100万枚売れるべき曲だと思って聴いてました。Bennie Kよりmihimaru GTが売れる情況は、やはり健康的じゃないっていうか、日本音楽業界のロリコン性がいやになるっていうか。

MFP(Most Funky Player):森本稀哲(北海道日本ハム)/藤川球児(阪神)

これはぜんぜん悩まずに。簡単簡単。オールスター戦の段階で決まってました。

「レコード大賞」に話を戻せば、「帰国子女ノリ」っていうか、英語が堪能な日本人や、もしくは日本人がガイコクジンと組んだユニットが上位を占めました。

要するに、外国(米国)製タバコ、IT、金融が、この国で幅を利かせている状況を反映したランキングと言えなくもない。

言うまでもなく、このように日本がアメリカの実質的属国になっている環境は好ましくは無いのですが、少なくとも音楽に限っては、彼らが積年のアメリカ・コンプレックスを飛び越える踏切板になってくれればいいなと。

「欧米か!」が流行語になった2006年は、はっぴいえんどから36年。日本のロックがいよいよアメリカに接近した年として記憶するべきだと思います。そしてこれからは、Def techあたりが先導して、アメリカなんか無視した独立独歩の道に導いてくれればいい。

できれば政治も経済もそんなインディーズな方向に!

よいお年を。

20061226/M-1グランプリ2006感想(冷静バージョン)。

『のだめカンタービレ』、最終回、良かった。これでベト7(ベートーベン交響曲第7番)が日本でいちばん有名なシンフォニーになった。水川あさみのバイオリンの持ち方も、見事。

さて、M-1グランプリ。

上位3組、当てちゃいましたね(「20061218/M-1グランプリ2006!!」参照)。でも今回は当てやすかった。逆にいえば、予想を外すような大番狂わせが無かった。

例えば昨年のブラックマヨネーズ。例えば一昨年のアンタッチャブル。誰が優勝と予想した? 昨年でもかろうじてスージー鈴木様がブラマヨを2位に予想していたぐらいで。

でも、そーいう予想を超えた「何か」がなければM-1じゃない、とも思うのですが。

しかし、チュートリアルは見事でした。「完全試合!」。文句なし。で、ちょっとまた分析的に物事を語るけど。

アンタッチャブル⇒ブラックマヨネーズ⇒チュートリアル。この3年の流れは、中川家⇒ますだおかだ⇒フットボールアワーの前3年の流れとは、明らかに違う。違うと思いません?

前3年がうねり的というか、黒人音楽的というか、ヨコノリとすれば、最近の3回は直線的で、ロックンロールで、タテノリ。

要するに、ppからffに直線的に盛り上げていくタイプが最近のM-1トレンド、といえると思うのです。その流れに乗ったのがチュートリアルで、麒麟や笑い飯はこのトレンドから外れてる(笑い飯は「スロースターター」=指数関数の曲線)。

これがM-1用語でいう「爆発」をおびき寄せるのにもっともダイレクトな方法論。M-1の客は、どうも「爆発」(どっかんどっかん!)を強く求めすぎている=つまり「爆発しにきている」フシがあって、そこをジラさずに、直接インサートしたほうが手っ取り早い、と。

と、いうのは、さっきビデオで2002のますだおかだを観たら、(あんなに好きなネタだったのに)ちょっとタルかったんですよ。

だからといって、彼らのネタの価値が毀損されるわけではないけど、逆に言えば、それぐらいM-1が日本の漫才のスピードを変えたということではないか?とふと思った。

これは、スゴイ、コトデス。

余談ですが、一時期、インテリが、なにかといえばモンティパイソンの話をしていたけれど、今となっては言える。「イギリスにはモンティパイソンがある。しかし、日本にはM-1グランプリがある」と。

視聴率。関東18%、関西31%。

チュートリアルの神がかりな芸よりも、「あいのり」や細木数子の番組を見る人間の方が多い地区、関東。それは、どやねん?

ま、いろいろ書きましたが、M-1グランプリ、結局今年も大大満足!です。ありがとうチュートリアル。ありがとう朝日放送。ありがとう浜村淳です。あ、これはMBSか。

ではまた来年。がんばれ、とろサーモン! がんばれ、ダイアン!

20061225/M-1グランプリ2006感想(ひとことバージョン)。

20061224/M-1グランプリ2006いよいよ当日!!

20061218/M-1グランプリ2006!!

泥酔の週末。昨夜はなぜか、豊橋→蒲郡→吉良吉田と経由して、三河湾の近くで飲めや歌えやの大騒ぎ。そして帰り道でワタシは浜田省吾《I am a father》を買いましたよ(私信)。

さて、M-1グランプリ。

一応、確認までに、今回の参加者を。これが登場順、らしい。

POISON GIRL BAND(吉本興業 東京)
フットボールアワー(吉本興業 東京)
ザ・プラン9(吉本興業 大阪)
麒麟(吉本興業 大阪)
トータルテンボス(吉本興業 東京)
チュートリアル(吉本興業 大阪)
変ホ長調(アマチュア)
笑い飯(吉本興業 大阪)
敗者復活戦勝者(12/24決定)

ま、今年も予想をしましょうか。昨年の優勝予想は品川庄司としてまして、見事にハズしたわけですが、2位に大胆にもブラック・マヨネーズを持ってきてて、ご存じのように彼らが優勝と。というわけで、アナガチ馬鹿にしたもんでもないわけです。

優勝.チュートリアル
2.フットボールアワー
3.麒麟
4.敗者復活戦勝者
5.笑い飯
6.ザ・プラン9
7.変ホ長調
8.トータルテンボス
9.POISON GIRL BAND

敗者復活を4位に入れておきました。で、まずそもそも敗者復活に出るのは誰なんだ?と。ちょっと長くなりますが、以下にコピペ。

アジアン(吉本興業 大阪)
えんにち(吉本興業 東京)
カナリア(吉本興業 東京)
鎌鼬(吉本興業 大阪)
カリカ(吉本興業 東京)
カルパチーノ(吉本興業 大阪)
ギャロップ(吉本興業 大阪)
キャン×キャン(㈱ヴィジョン・ファクトリー)
銀シャリ(吉本興業 大阪)
5番6番(㈱タイタン)
ザ・パンチ(吉本興業 東京)
ザブングル(ワタナベエンターテインメント)
サンドウィッチマン(フラットファイヴ)*
三拍子(サンミュージックプロダクション)
磁石(三木プロダクション)
ジパング上陸作戦(吉本興業 東京)
ジャリズム(吉本興業 東京)
ジャルジャル(吉本興業 大阪)
ストレートタイム(アマチュア)
スマイル(吉本興業 大阪)
ダイアン(吉本興業 大阪)*
タイムマシーン3号(ケーアッププロモーション)
チーモンチョーチュウ(吉本興業 東京)
千鳥(吉本興業 大阪)
超新塾(ワタナベエンターテインメント)
デニッシュ(山中企画)
天竺鼠(吉本興業 大阪)
天津(吉本興業 大阪)
東京ダイナマイト(オフィス北野)*
とろサーモン(吉本興業 大阪)*
流れ星(浅井企画)
なすなかにし(松竹芸能)
難波横山(吉本興業 大阪)
日刊ナンセンス(吉本興業 大阪)
にのうらご(吉本興業 大阪)
NON STYLE(吉本興業 大阪)
バッドボーイズ(吉本興業 東京)
ハマカーン(ケイダッシュステージ)
パンクブーブー(吉本興業 東京)
髭男爵(サンミュージックプロダクション)
ビッキーズ(吉本興業 大阪)
藤崎マーケット(吉本興業 大阪)
プラスマイナス(吉本興業 大阪)
平成ノブシコブシ(吉本興業 東京)
ヘッドライト(吉本興業 大阪)
BODY(吉本興業 東京)
ポテト少年団(吉本興業 東京)
ボルトボルズ(松竹芸能)
マラドーナ(吉本興業 大阪)
U字工事(アミーパーク)
ライセンス(吉本興業 東京)
りあるキッズ(吉本興業 大阪)
ルサンチマン(ティンカーベル)
レアレア(吉本興業 東京)
ロザン(吉本興業 大阪)
我が家(ワタナベエンターテインメント)

「*」をつけたのが、敗者復活から出てくると予想したもの。順当に行けば、東京ダイナマイト。すでに貫禄十分だし、今週号の『FRIDAY』に出たというタイミングの良さもあって(笑)。ただし、長らく推しているダイアンや、今ノリにノっているとろサーモンも見逃せません。

さらに言えば、大穴でサンドウィッチマン。アンタッチャブルの流れを組む2人組。

千鳥ではなく、この辺の連中が上がってきて4位以上になれば、それは波乱の展開で、楽しいだろうなぁ。

ま、こんな予想、別に当たらなくともいいし、むしろ素敵に裏切ってほしいものですが、とにもかくにも一年でいちばん楽しみな番組。ワタシの冬休みは、この番組に始まり、同時にこの番組で終わる。

東京のお笑い好きの漫才欠乏症を一気に埋めあわせするクリスマスイブの頂上決戦!……と書いてるだけでテンションが上がってきたぜ。

2002のますだおかだ、2001の中川家、2004のアンタッチャブル。これがワタシのトップ3。それを超える劇的な漫才が観られればいいなぁ。

あ、余談ですが、2002のますだおかだを、DVD観て「これが優勝?つまらんなぁ……」と思っている素人の方がいるようですが、あのDVD、いちばん面白いところがカットされてますから、要注意ね。

というわけで今年も、スカイAの敗者復活戦から本番まで、トータル8時間、テレビの前に釘付けになります。

老婆心ながら、M-1は絶対オンタイムで観るべきです。2年前、飲み歩いてて失敗しましたから。

20061211/NHKのラディカリズム。

※再掲:バカ・マッシュアップ《ジ・エンド・オブ・AMM》(MP3形式85KB)

NHKの『プレミアム10』という番組、12月4日(月)放送の『わが愛しのキャンディーズ』というのが良かった。これ、新年1月4日にもBSで再放送やるとのこと。物好きの方は録画用意を。

NHKの番組を褒めるときは、たいていコレ→「よくこんな映像保存してたなー。あんたはエライ!」

3人のスクールメイツ時代の映像とか、『ひるのプレゼント』の同録とか。一度見てみたい。映像のライブラリー、っていうかそのシステムを。

そんで、余計なゲストとか呼ばずに、淡々と当時の映像を見せていくっていうのもたいへんよろし。勝手リンクですが、曲目リストはこんな感じ

NHKのラディカリズムっていう話を少ししましょう。

時節を考えたのか、無関係なのかはよく分かりませんが、今の朝ドラ『芋たこなんきん』が、かなり反戦ムードの脚本になっています。それも割とストレートな。

前回の『純情きらり』もそうだったらしく、ワタシは観ていませんが、かなり好評だったと。

ワタシ的には例の「愛国心」の論議とかシャラクセーっていうか、「死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対!」という思想の人なので、このようなメッセージが国民的番組から発せられることは、ウェルカム。

このように、親方日の丸(意味しらん)の超コンサバティブ・メディア、NHKがときに突然ラディカリズムを発揮する瞬間がある。

『芋たこなんきん』だけでなく、プライムタイムにキャンディーズを19曲流すという発想も。古くは紅白歌合戦のサザンオールスターズや、日本のお茶の間にロックを運んできた『ヤング・ミュージック・ショー』!!

ま、とは言っても受信料を払うかどうかは別問題ですけど。再放送チャンネルに徹底してくれれば、話は別ですが。

20061207/ビートルズ『LOVE』に教えられた。今さら。

こーいうのは、文句を言おうと思ったら簡単に言えるのですが、褒めようとすると難しい。でも案外楽しんで聴いちゃったから、認めることにする。ビートルズ『LOVE』。

けなそうと思えば、それはたった一言。「ビートルズの音楽は歴史的遺産。マスターテープを簡単にいじるんじゃねぇ」と。

まずワタシがよく分からないのは、今の電子技術の進歩。40年以上前にチープな機材と設備で録音された音源が、どうしてこんなにヘヴィな音に変わるんだ、ということ。

特に中後期のリンゴのドラムは、チューニングを異様に下げていて(例:《a day in the life》のティンパニのようなドラムのオブリガード)、それはLP時代には割とかすんで聴こえていたのですが、このCDではドスンドスンとえらいライブな音になっていて、心地よい。

リミックス(マッシュアップ)自体については異論反論があるでしょうね。ワタシの意見としては割と単純で「いいリミックスもある。悪いリミックスもある」。

で、何がいいリミックスかといえば、ビートルズの既存の曲に対して、ある新しい見方を与えてくれるやつは、いいと。

今回の収穫は《ヘイ・ジュード》と《ウィズイン・ユー・ウィズアウト・ユー/トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ》。

前者はポール・マッカートニーがコテコテの「ブルース・シンガー」であること、後者はジョージのインドかぶれも(そんな本格的なモノではなく)結局はロックンロールだったということを明らかにしてます。

「なるほどー」。これは新しい見方だ。

ビートルズをもう都合30年ぐらい聴いています。このページでもいろんな音楽のことを偉そうに書いていますが、なんといっても一番聴いてきたのは彼らの曲(2位ははっぴいえんどで3位はツェッペリン)。このベタなランキングは一生変わらないでしょう。

そんなワタシが、この歳になってまだビートルズでいろんな発見をするとは。歳は取ってみるもんだ。

※調子に乗って、バカリミックスならぬバカ・マッシュアップ《ジ・エンド・オブ・AMM》(MP3形式85KB)

やっと10万アクセス超えました。足かけ6年間の結果と考えれば、最近のブログなどと比べると異常に遅いペースかも知れません。が、もう少しこの「HTML手書き形式」を続けてみましょう。

これ、「マッシュアップ」の時代にアナログ4chで録音するようなものかしらん? いつかヘヴィな音に変わってくれるかしらん?

20061126/80年代を語るべきときが来た。

(1)「あの面白い60年代、70年代を生きてきたオレ」の視点から語るやつ=「80年代はスカだった」。(2)「あの凄かったバブルの生き証人のオレ」の視点から語るやつ=「マハラジャのVIPルームでさぁ」。(3)「ニューアカデミズム(今さら!)のオレ」の視点から語るやつ=「80年代とは、70年代の逃避幻想から意味論を削除した時代で(意味不明)」。

これは何かといいますと、80年代の語られ方のパターン化です。どれもどれもツマラナイし、「敵」です。(2)への違和感はココでも書いていますが。

宮沢章夫氏の怪作にして快作。一気に読めます。面白いです。信頼できる友人のブログで教えられました。

なにが良いかと言いますと、「日本最初のクラブ」=ピテカントロプス・エレクトスという「具体」から80年代論を進めるところです。抽象論・観念論じゃない。いわんや上に書いた3パターンのような「敵」どもでもない。

「具体」であるがゆえに、80年代総体と見比べると抜け落ちや語り足りないも多々ありますが、少なくともごまかしはない。

これ東京大学の授業(のようなもの)の講義録らしく、こーいう講義がタダで聴ける学生はとってもウラヤマシイですね。

・・・と思いながらも、この本に出てくる学生からの質問っていうのが、これがあまりにもヒドくって、宮沢氏の話を全然分かってないか、それ以前に日本語として意味不明なんですよ。

なんか変で難解で複雑な言い回しでね。これどっかで見たことあるなと思ったら、ニューアカ(デミズム)っぽいのですよ。80年代を分析する側の立場が80年代そのものになっちゃってどうすんだっていう(笑)。

余談ながら、ニューアカデミズムは反語的意味でワタシの人生を決定づけています。1985年の大阪、浪人時代に、阪神優勝を横目で見ながら、Z会の国語の問題として読まされた意味不明内容貧困な文章の数々。

いまでも、ワタシより少し上の世代で。問題を「それっぽい言い回し」で片付けようとするヤツがいます。そのとき、ワタシは心の中で「あ、こいつニューアカ!」と一言ほざいてますからね。

宮沢章夫氏はいうまでもなく、ラジカル・ガジベリビンバ・システムの人で、80年代後半には、ワタシもほんの少し関わったFM東京『東京ラジカルミステリーナイト』でニアミスしているはずの人です。

その番組は「いとうせいこう系」の人脈が支えていた番組で、この本の中にもソレ系の人たちの名前がガンガン出てきています。

そしてそれをガラスの向こうから、LP抱えながら見ていたワタシという構図。ざっと20年ぐらい前の半蔵門。

なにがいいたいかというと、自分が、東京に来て、確かに主体的に何かをやっていた時代は、もう明らかに「歴史」であって、それを「具体」で語られる時代になったんだという驚き。 そりゃそうだ。ワタシ今日で大台到達なんですから。おめでとう、オレ。代打、オレ。

というわけで、そろそろ80年代をちゃんと語らないといけない時代になってきました。その先駆けになるでしょう、この本は。

あっ、溝の口ではっぴいえんどとFMばかり聴いていた大学生という「具体」の視点から80年代を語ってみるとするか・・・・・・いや、そりゃやっぱ地味すぎるわ!

20061120/「愛国心」って何なんだ?

我が『ダルビッシュ・ブルース』異常に好評のようです。詳しくは『野球浴』の中の「野球音楽の殿堂」コーナーへ。

さて、昨日は新小岩の「東名ハイウェイシリーズ」はお疲れ様でした>関係各位。ワタシ、実は今季初の試合(!)でしたが、たいへん盛り上がりました。我がチームDDFルーズソックスへの愛、いわゆる「ルーズソックス愛」にまみれた1日でした。

あ、この「ルーズソックス愛」っていうのは、原監督が「ジャイアンツ愛」とかいいだしたころのパロディネタでして。

さてさて、話は変わって、真理をついた文章に出会いました。「あたしは、愛国心て言うのは、国を愛する心じゃなくて、その国の国民を愛する心だと思ってる」。息を飲みました 。

まさにそうだ、と。最近の教育基本法改正問題。「愛国心」問題。

あ、今回は、かなりいいこと書きますよ。インテリなこと書きますよ。

その1。「ルーズソックス愛」みたいな、身近な、目に見える対象に対する「愛」、ひいては「家族愛」、「郷土愛」などは、よく分かるし、別に何の問題もない。

その2。ただし「国」を愛するというのがどうもよく分からない。そもそも「国」(国家や国体)って何なんだ? 実感が沸かない。

その3。つまり「国」(country)の概念は、たぶん、地続きであるがゆえに、いろんな小国が国境をはさんで戦争しつづけてきたヨーロッパ発の概念で、島国の日本にとっては、明治以降の、外来文化、翻訳文化の域を出ないものなんじゃないか。だからピンとこない。ピンとくる歴史的な蓄積がない。

その4。よって、その実感性のないコトバ、概念を持ち出すのは、どちらかと言えば、戦争を「させたがる」立場の連中であり、戦争に「まきこまれる」立場の庶民は、「国」なんて考えたこともないし、どうでもいいことである。

その5。ただ、「国民」を愛するという純粋な気持ちは大なり小なりもってるはず。ただしそれは「国」(国家や国体)を愛するという抽象的な話とは、まるで違うのだけれど。

「愛国心(patriotism)」も「平和(peace)」も「自由(freedom)」も(たぶん)明治以降の、外来・翻訳文化で、そんな受け売りのコトバで議論しているうちは、なんだかボケた話になってしまうんじゃないですかね。

死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対!」。これぐらいの単純なメッセージが、いいと思うのです。

20061113/もう一度、野球を歌うことにした。

アジアシリーズも終わり、いよいよ退屈なので、ワタシ、このたび歌手になります。ついでに作詞、作曲、演奏も。

とはいっても、やっぱり野球です。友人が主宰する、ある野球バカHPの中で、定期的に、それも目標3週間に1回、ぐらいのペースで自分を縛りながら、野球系のバカ音楽を量産することになりました。

すでに1曲アップロードしています。曲名は『ダルビッシュ・ブルース』。ハード・フォークです。アコースティック・パンクです。

是非是非聴いてみてください。っていうか、ワタシ以外のコーナーも秀逸です。なにか凄いことが始まりそうな予感。

詳しくは下のリンクを。4つとも同じです(笑)。

20061106/日米野球よりもNHK-BS。

ま、日本側に辞退者が多いのはしょうがないとして、日米野球、問題多すぎ。まず、第2戦、第3戦がテレビ朝日の中継ってのは、どうなんだ?

テレビ朝日は本当に野球中継から撤退した方がいい。まず東尾修のダミ声。あれはテレビでしゃべってはいけない声。「声倫」にひっかかってる。水川あさみもそうだけど。

それに、テレ朝の場合、延長になっても「スカパー!で観れる系列局」がないじゃないすっか。日テレ→G+、大阪朝日→スカイAとか。キー局とはいえ、そーいう局はもはや野球中継の資格がない、と言ってもいいのではないか。

そんで、辞退者が多いとはいえ、第2戦先発、巨人西村はないんじゃないの? これも「日米野球先発倫理(先倫)」にひっかかってる。

実はそれよりも、訳のわからんガイジン選手(ま、それなりに有名なんだろうけど)を応援すること自体が目的化している、うさんくさい日本の野球ファンに対する嫌悪感がいちばん強いのですがね。

以上、愚痴。ただし今夜の小林宏之がいい投球してくれたら、許すかも知れませんが。

日米野球よりも、手作り感漂う東京ヤクルト対東京六大学選抜や、パ・リーグ東西対抗の方がぜんぜんオモシロイ。で、それよりもオモシロかったのが・・・

||ふ、福本と、の、野村のドキュメンタリー!?||

びっくりするぐらい面白かった。なんども再放送希望するぞ。やるじゃんNHK-BS!

20061030/ミカ・バンドの再結成が、なぜ不愉快か。

サディスティック・ミカ・バンド、再結成。おそらくその受け取り方は4パターン。

(1)お、すっげー、絶対買おう/(2)まー大したことないだろうなぁ、買わずに様子見/(3)今回の再結成知らず/(4)ミカ・バンド自体を知らず。

正直言って、ワタシはこの中にはない「この再結成、不愉快だ、即刻やめてほしい」というパターンです(つまり最小ボリュームの層ですね)。

決定的な要因として、まず音楽がツマラナイというのがあります。先週の『ミュージック・ステーション』で披露された新曲も屁のツッパリにもならない駄作でした。

そういえば、前回の再結成(1989)、実はワタシ自身はかなり盛り上がって、東京ベイNKホール(!)の再結成コンサートに行ったりしたのですが、そのときのアルバム『天晴』は、ぜんぜんアッパレじゃない出来でして、たぶん10回は聴いてないと思います。

でも、そーいうのは、「再結成」モノの常で、音楽的クオリティが「当時」より上がることは絶対にないわけですからね。

ちょっと突っ込んだ話をしますが、ワタシは音楽的内容よりなにより、加藤和彦をはじめとする「あの」ミカ・バンドの誇り高きオッサン連中が、木村カエラにユルユルになっているというロリコンぶりが不愉快なわけですよ。

いや、別に彼女のことをいいシンガーだと思ってもいいし、なにやってくれても結構。ただ、ミカ・バンドの屋号の下にまねき入れるというのは違うんじゃないの?

確か、ラジオで吉田拓郎が「キンキキッズは僕の音楽の師匠です」なんて言ったことがあった。

そういうスタンスを取ることで、若者カルチャーとつながりをもってる感じをプレゼンしたいという意図かも知れませんが、やっぱりそれは良くないこととと思うし、ちっともかっこよくない。

もし加藤和彦が、木村カエラとつながることで、自らのブランド力を蘇生したいと思ったのなら、こんなに下品なことはないですよ。

そもそも、木村カエラを褒める大人は信頼できないですね。なんか自分の保身につながっていると思うからです。ココにも書きましたが。

で、ミカ・バンドに話を戻せば、彼らの魅力は、加藤和彦他の音楽的スーパープロ集団とスーパー素人の加藤ミカとのガチンコ勝負の緊張感にあったわけで(その「ガチンコ勝負」の軋轢が解散につながったとも言われている)、オッサン→少女のユルユル・デレデレなロリコン的予定調和とは対極の意味のバンドだったわけじゃないですか?

最後に不愉快かも知れませんが、ココをクリックください。左上、"Sadistic Mikaela Band"の表記が・・・これだけで日本ロック史に対する反逆です。

20061023/上野樹里 in のだめカンタービレ。

最終回視聴率は30%越え。クラシックブームが訪れ、特に、テーマとなっている『ベートーベン交響曲第7番』のCDが売れて、グランドピアノもがんがん売れる。

そして、上野樹里が、国民的な女優に、なる。

そこまでの大成功を予感させます。フジテレビ『のだめカンタービレ』。最高。大最高。オモシロイ!

いうまでもなく、その成功(への予感)を支えるのは、上野樹里。こんなときから、このへんも経て、応援していましたが。

どうもポビュラリティっていうか、わかりやすいセクシーさ、キューティさに欠けると思っていたのです。

それがこのドラマの「のだめ」役で開花。

アホ役(は言い過ぎか)という、自らのキャラと対極にある配役で、手に入れた。成功への階段を。

麻生久美子、蒼井優、沢尻エリカと続く、お高いサブカルチャー路線とは異なる、どメジャー路線を突き進んでほしい。そしてアミューズ・ラインということで、村川絵梨も、それに続け。

そして、ドラマとしてもジャニタレ抜きで30%越えの実現を。それは、奇跡だ!

追記(1):で、日米野球なんて、もうやめてしまえ。キヤノンの山田優、蒼井優、夏帆の人選は、各人の方向性がまったくバラバラ。今朝、徳光氏の「井端っていい選手ですねー」という発言は変だ(知らんかったんか)? 渡辺俊介の著書『アンダースロー論』は出すのが早過ぎたと思う。

追記(2):今朝のニッポン放送『みんなのヒット』、過去のニッポン放送の番組を振り返るという特集、たいへん良し。特に一瞬流れた三宅裕司の『ヤング・パラダイス』の面白さ(『恐怖のヤッチャン』のコーナー)はどうだ? 当時のハガキ職人も喜んでいたでしょう。

20061014/PHOTO IS MOMENT.

あー、久々に一週間更新休みました。その埋め合わせは3週連続執筆中の「週刊ベースボール」の方で。今出ている号の「新庄=ジェフ・ベック」論はなかなかいいですから。自分で言うのもなんですが。

で、やっぱりプレーオフは楽しかったですねぇ。千葉ロッテが出なくても楽しい・・・と虚勢をはってみる。でも本当に楽しかったですわ(結論を言えば、北海道日本ハムはジェフ・ベックな野球を見せてくれました)。

で、今回のテーマは久々にCM。先日、西武対福岡ソフトバンク、第1ステージの中継をスカパー!で観てたら、富士フイルムの『PHOTO IS...』という企業広告が流れていました。

樹木希林と堀北真希の2バージョンがあるのですが・・・樹木希林のバージョンが劇的にすばらしい!

||このページから!||

樹木希林の「家族写真」篇に出てくる写真、「家庭崩壊」という言葉を含んだ本人のナレーション。写真というものの、もっとも根源的な価値を示してると思う。

PHOTO IS MOMENT.

正直言って、ちょっと前に流れてたオノヨーコの独白バージョンよりも百倍すばらしい。堀北なんとかとかいう若造は論外。

広島対阪神。黒田残留を願うファンで満員。マジ? リア・ディゾン。フランス系アメリカ人の母と中国系フィリピン人の父とのハーフだって。なるほどー、こーいう商売の仕方があったかぁ。中川翔子に続いて、売れるわ。日本テレビ『ラジかるッ』のタカアンドトシは凄すぎる。『芋たこなんきん』・・・録画ラインナップに入りました。

20061001/《交差点Days》のこと。

「昼間の仕事」て怒濤のように、狂ったように忙しい日々が続いていて、そんなタイミングで、史上初、週ベ三回連続登板なんて企画もあり、いろいろ忙しい今日このごろです。

で、札幌からの飛行機の中で聴いた機内ラジオ、綾瀬はるかの《交差点Days》という曲を聴きました。よいですね。良くできています。

よく考えたら、柴咲コウや沢尻ハルカ(雨音薫)とか、最近の若い女優さん(という言い方もオッサンくさいが)は歌がうまいですねぇ。

まず、考えられることは、カラオケの浸透。カラオケで基礎的な歌唱力(音程キープ力など)の平均点がググっとあがって、つまりはその上の「表現力」の勝負になってて、「表現力」に長けた女優さんの歌がうまい!という結果になる、という流れだと思います。・・・あ、これ大した発見じゃないですけどね(笑)

たぶん、松たか子の《明日、春が来たら》あたりがこのムーヴメントの発端でしょう。彼女の天才的な歌唱力と作曲能力(この曲は作曲by日向大介ですが)。あの曲が、実は日本の音楽シーンをググっと動かしていたのではないか、と最近思うわけです。

で、《交差点Days》に話を戻せば、タイトルがいい。コピーとして上等。なんだか情景が広がるじゃないですか。これからのポップスはタイトル勝負ですから(しかし南沙織のデビューに際して、当時CBSの酒井プロデューサーは、曲より詞より先に『17歳』というタイトルを決めたらしく、つまりはタイトル至上主義という考え方は新しい話ではないのですが)。

作詞by一青窈だと。納得。



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