20080928/Long Good-by。

NHKで2回にわたって放送された沢田研二出演の『SONGS』。とても鮮烈なエピソードが聞けたので備忘録的にメモしておく。

ザ・タイガースのドラマー、ピー(瞳みのる)。解散間近のウエスタンカーニバルの楽屋でピーはリーダーのサリー(岸部おさみ=現岸部一徳)に告げたらしい。「いっしょに京都に帰ろうよ」。

エピソードはたったこれだけ。しかしなんと感慨深い話だろう。その後知る範囲で書けば、岸部は個性的なベーシストとして『太陽にほえろ』のテーマなどを残すが、後に性格俳優として確固たる地位を築く。瞳は慶応大学に入学し、その後慶応高校の漢文教師となり、いくつか中国語の参考書も残しているという。

要するに、沢田研二も含めて、誰も京都に帰ることなく、東京で独自の道を歩む人生を進んだ。そして、瞳みのると他のタイガースのメンバーとの交流は全くないという。

『SONGS』で紹介された、岸部一徳と沢田研二、そして森本太郎が現在の瞳みのるに対して問いかける歌《Long Good-by》

あれから幾千の夜を超えて、幾人との出会いを超えて、今年12月3日、なんと平日水曜日の夕方15時から東京ドームにて、沢田研二のコンサートが開かれる。歴史的なコンサートになると思う。当然ワタシも足を運ばせていただく。

6時間、約70曲ぐらいの大コンサートになるという。1曲目は《Vanity Factory》がいいな。いや《気になるお前》でガツンと始まるのもいい。佐野元春や大沢誉志幸のゲスト出演も見たいな。そして最後は《君をのせて》を期待する。

そして鉄板ネタとして「タイガース・コーナー」。沢田、岸部、森本の3人で歌う《Long Good-by》!

でも、瞳みのるは安易に舞台に出てこない方がいい。だけどドームのどこかにいてほしい。スタンドの奥の陰からそっと見ているのがいい。

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20080921/新曲についてスージー氏大いに語る(4)

待望のスージー鈴木の新曲がまたまた発表された。題して《Toyota CROWN》

「野球音楽の殿堂」の中の一曲ということで、今回も野球ネタではあるのだが、今回はジャニス・ジョプリン借用のア・カペラ。ボーカルにいちばんの弱みを見せる「野球音楽の殿堂」プロジェクトとして、とてもチャレンジング! 以下スージー氏談。

曲紹介のページでも堂々と書いていますが、今回の曲の原典はジャニス・ジョプリンの名作アルバム《PEARL》の中に入っている《Mercedes Benz》です。たしか《ベンツが欲しい》という直球の邦題がついていたのではないでしょうか?

ジャニス・ジョプリンとの出会いは……そうですね、高校時代にテレビで観たモンタレー・ポップ・フェスティバルの映像だと思います。曲はあの《Ball and Chain》。観た当時はまだブリティッシュにはまっていたスネ毛の薄い高校生でしたから、ま、なんた汚らしくうるさいなと言う程度の。

イメージが変わるのはやはりアルバム《PEARL》の曲を聴いて、です。《Move Over》(この邦題は《ジャニスの祈り》!)とか《Me and Bobby Mcgee》とかのえらいコンテンポラリーな音の中でのあのボーカルを聴いて。見直した、っていうか、素直に聴けた。

あとから考えたら、デビュー当時のジャニスのバック、ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーは演奏が下手で、ギターのチューニングすら怪しい。そんなこともあってとても雑な音に聞こえたんでしょうな、スネ毛の薄い高校生にも。

あーそういえば、ブライアン・ジョーンズ追悼ハイドパーク・コンサートのローリングストーンズもギターのチューニングがひどい。あんなものを商品にしちゃいけない。

一転、《PEARL》の演奏、フル・ティルト・ブーギー・バンドは上手い。とても上手い。《Move Over》の間奏や、《Me and Bobby Mcgee》のエンディングなんかは圧巻。ま、そんな大人なバンドの中で、ジャニス自身も抑制的な歌い方に目覚めたんでしょう。いま聴いても落ち着いたいい作品です。そんなところがワタシの心を捕らえたんでしょう。

《Mercedes Benz》は、そんな完成度の高いアルバムの中での息抜きみたいな作品で、ジャニスがアカペラのソロ、一発録り(たぶん)で臨んでいる小品。それからの音楽的モチーフの借用、ベンツではなく、一段落ちてクラウン、ということで。

歌? こんかい案外いいでしょう? 譜面を書いていないどころか、コードすら決めずに歌っていますよ。未だにキーが分からない(笑)。肉体性にどこまで任せられるかというチャレンジです。心の中のブルースが歌わせていますよ。

というわけで、新曲を発表したスージー鈴木氏への単独インタビューをお届けした。次回の新曲も待ち遠しいところである。(編集部)

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20080914/ワタシがいま欠かさず観ているテレビドラマ。

と、ひんぱんにテレビ界に対して毒づいているワタシ、じゃアンタが楽しみにしている番組はないんか?と突っ込まれると…ありますよ、ありますとも。毎週リアルタイムで観ている番組が。それもドラマが。

『ザ・ガードマン』、CSの「ファミリー劇場」と「TBSチャンネル」でオンエアされています。昭和40年代に放映されていたTBSのドラマです。これがめちゃくちゃに面白い。

「TBSチャンネル」のほうは金曜の早朝にオンエアされてまして現在全350話のうちの171話「情無用サラリーマン稼業」まで放映済。これは昭和43年の分でまだ白黒。内容もハードボイルド調で、録画で観ています。で、面白いのは「ファミリー劇場」のほう。

こっちは昭和46年の末期のほうを流していまして、当然カラー。視聴率も低迷していたのか、少々エロが入った奇天烈なタイトルが印象的で、前回は沖縄ロケ(当時まだ米国)を敢行した「第343話/お色気喜劇・浮気結婚式」。すごいタイトル(笑)。

よくも1時間にここまでのストーリー展開を詰め込めたなぁ、と感嘆するぐらいの濃密なシナリオ。フィルム撮影ということもありますが、タッチは完全に映画。という脚本のすばらしさが魅力の一つ。

加えて、当時のちょっと蓮っ葉な女優陣の魅力的なこと! 緑魔子、江夏夕子、渥美マリ、渚まゆみあたりにはシビれました。もし今出てきても絶対チェックしますね。ファンになるかも。彼女たちの。

で、ファミリー劇場版は来週日曜の24時~に、ついについにこれが流れます。「第344話/煙突の上で無理心中したヌードの美女 ゲスト:緑魔子、天本英世、ザ・モップス」

なんじゃこりゃ!!!??? このタイトルとこのキャスト! そもそも煙突の上でどう心中するんだよ(笑) とにかく楽しみです。パ・リーグの行方と同じぐらいに。

ちなみに同じTBSでいえばこんなものが観られる時代です。キャロルが出てくるドラマ『夜明けの刑事』の映像。長生きして良かった。

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20080907/『学校へ行こう』最終回に想う。

最終回がゴールデンのスペシャルだから、業界的にはそれなりの対応とは思いますが、世の中的にはこのたび本当にひっそりと終わりました。TBS火曜夜の『学校へ行こう』。

この番組、最近はなんだか青春群像モノのほうに流れていって、なんていうか笑えない番組になっていったのですが、2002~2004あたりにデタラメに面白い時代、面白いコーナーがあったのですよ。そう『B-RAP HIGH SCHOOL』!

懐かしの軟式globe! いちばん面白かったMUSHA(ムーシャ)は映像発掘出来ず…

いまでも昨日のように思い出します。『B-RAP HIGH SCHOOL』が楽しみで、毎週火曜が楽しみで、MUSHA、軟式globe、アンコthe can crew、ジョン・レノ「ソ」(=ヒライケンジ)なんてのもいた。他にも尾崎豆とか「きしだん」とか。

なにかの理由で変節したんですよね。たぶん。たまに『M-PUNK』(コンコンジャンプが出てた)とか『クラプ・パイレーツ』(椿鬼奴が出てた)など、『B-RAP』の流れを汲むコーナーがあったけどシリーズ化はされず。

この変節はちょうど『はねるのトびら』の変節と重なります。ロバート秋山、グローバルストーンなどのとてつもない輝きがいつのまにかくすんで、いまやもう死に絶えた感じになっている。同じように輝きを失い、一歩先に終わってしまった『学校へ行こう』。

サブタイトル『Kids are Alright Groovy After School!』(ザ・フーだ)てのもよかったし、番組最後の『see you next after school!』てのも垢抜けてた。

いまTBSの、このようなハレンチでエキサイティングなバラエティの流れは、たった一番組、『あらびき団』のみに引き継がれています(『はねるの』は『爆笑!レッドカーペット』に)。

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20080831/文句が多すぎる大阪の旅。

とにかく始終、AMラジオを聴いている。大阪に来たら。なんてったって自分でネタを考え、構成し、そして見事なトークで聴かせる浜村淳が月~土で朝から生番組を持っているのだから。

で、番組の合間に「借金返済についての法律相談」のCMの多いこと! 東京のAMではほとんど聴かない類のCM。不景気は日本全国を覆っているが、明らかに東京よりも大阪の方で悲劇的である。

そういえば、我が愛する『オールナイトニッポン・エバーグリーン』。毎回mp3録音して聴いているが、カンにさわるのは某サラ金のCM。広告業界もいろいろサラ金広告に規制をしているらしく、直接的に「金を借りよう」と言えないようなのだが、カンにさわる某サラ金のCMは「本当にお金が必要ですか?」(借金はしなくていいんだよ)的なフレーズを入れる。その偽善臭に辟易とする。

天才女優、大塚寧々を起用したカードローン(ということはサラ金と一緒だ)のCMや、テレビではサラ金だけじゃなくパチンコのCMが目立つのも個人的にはとっても不愉快。

大阪の新聞。スポーツ新聞ではなく、読売新聞。それもテレビ欄がここまで「偏向」している(試合はグライシンガーの神がかった投球で巨人の勝ち)。

新地のスポーツバー『minority』(いい店です)のトイレで入手したオリックスバファローズのフリーペーパー。表紙全編ローマ字。もったいない。デザインやレイアウトのセンスはあるのに、ローマ字という判断でなんだか植民地感覚プンプン。もったいない。

高校生1000人が審査員をするという抜群なアイデアによるMBS『新世代漫才アワード』でアメリカザリガニ優勝。アメザリの時代は終わったんじゃなく、まだ始まってもいねぇ。準決勝のこのネタが面白かった。とくに反復横跳び(1分26秒)のところ。

落合はこういうこと明かしちゃいけない。黙ってろ。

『アド街ック天国』は「茅ヶ崎サザン通り特集」。「茅ヶ崎コレクション」のBGMが《茅ヶ崎に背を向けて》なのはよかった。スーパー手前味噌だけどワタシのこの文章はよく書けてるなと関心。

『デトロイトメタルシティ』の映画大ヒットの予感。旧知の、大阪西成出身の李闘志男監督、大ブレイクか? 以上、「文句が多すぎる大阪の旅」。あ、このタイトルは「タイトル王」本多勝一のパクリ。

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20080824/五輪野球が終わりました。

あんまり誰も書いていないみたいだけど、五輪野球決勝戦、韓国vsキューバのあの手に汗握る面白さはどうだろう?! 大げさではなく、少し野球観が変わった気がした。何かの間違いで(と言わざるを得ない)日本が決勝戦に行ったとしても、韓国、キューバのいずれかには絶対勝てなかったでしょう。

思ったより五輪野球、「星野ジャパン」に冷めていた人がワタシのまわりでは多かった。それは今回決勝リーグで負けたからではなく、始まる前から。たとえばいま日本でもっとも良心的なサイト、『野球浴』のメンバーとか、そうとう意識の高い連中がみんな冷めていた。そんなワタシたちのような連中を組織できていなかったことが、「星野ジャパン」の方法論、マーケティング論としてのミス。

実は、五輪野球がアマ中心だったころは割と盛り上がっていたのですよ。これでも。松中とか井口とか廣瀬純(どこいった?)とか、元気なアマチュアの若者が健気に日の丸を背負っていた頃は純粋に応援しましたよ。

やっぱり本当に良心的で意識の高い連中は「ペナントレース原理主義者」なのです。あたり前じゃないですか。本当にほんとうに野球が好きなら四年に一度のどこか遠くで行われる野球だけで満足できるわけはなく、少し足を伸ばせば観られる100数十試合を大事に考えますよ。

そんなワタシたちを組織するための方法論。リーグ戦を中止するとか、やっぱりアマチュアを入れるとか、人選をもっと納得性の高いものにするとか、ま、それよりも監督の人選か。その辺を考えないと、やっぱり本当の意味で強い世論を形成できないでしょう。

五輪野球はこれで終わり。いきおいWBCへのリベンジが盛り上がる。ワタシ的にはWBCもボイコットすればいいと思っているけど、出るんだったら監督誰にする? 野村克也よりも案外ボビー・バレンタインのほうが求心力がある気がする(北京に行ってたし。びっくり)。ただし本音言えば、シーズン前の大事な時期に監督がいなくなるのは不安。そう考えるワタシはドメスティックで狭量な千葉ロッテファンです。悪いか?

閉会式のジミー・ペイジ。すごいなぁ、ノッポさん(笑) 開会式では口パク問題が指摘されたけど、ペイジの「手パク」問題は語られるのか? いや確かめたわけではないけど、あれだけのカラオケをバックに64歳のジジイ、それももともと弾き方に確実性がなかったオッサンに生では弾かせないでしょう。いや、別に「手パク」でも全然いいんだけど。

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20080817/古田敦也を買い被りすぎたか。

古田敦也が2016年の東京オリンピック開催を訴えるCMに出ている。

ワタシは東京オリンピックの開催に反対。前回の東京オリンピック(1964)のときに古き良き東京の風情がメチャクチャに荒らされたということを小林信彦氏の著作で知り、なにももう一度荒らすことはないだろう、と思う。

荒らされて「浄化」されればいいのだが、結局は石原慎太郎と大資本だけが甘い汁を吸う結果になる。ま、東京という街には特に愛はなく、本音言えばどうだっていいのだけれど。

問題は、なぜ古田が?というところにある。

球界再編時に見せたあまりに毅然とした態度、壮絶な知性。それが妙な連中にかつぎだされて、ホイホイとCMに出て調子のいいことを喋らされるという事実に愕然とする。

ワタシたちは古田敦也を買い被りすぎたのかも知れない。

これ以外にも、テレビに出ている古田、なんとなく薄っぺらで軽薄な言動が目立つ。そもそもがそういう程度の人物だったのか。

それにしてもあのオリンピックのCM。どこが金出してるんだ?

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20080808/たった6時間の大阪観光。

あれからまだ大阪に居るも、昼間は大阪芸大やらなにやらで自由にはならず、本日(8/8)はたった一日の大阪観光。以下、個人的な備忘録みたいな文章なので、読んでもあまり面白くはないですよ(笑)。

天王寺駅でICカード「ICOCA」を作成。余談だが500円の預かり金が要るのにはびっくり。これアコギだなぁ。天王寺から久宝寺駅経由でおおさか東線。我が故郷を通るJR線の開通を祝し乗ってみる。近鉄俊徳道と河内永和との乗り換えは、両方とも微妙な距離がありちょっと不便。しかしとにもかくにも東大阪市の西部にJRが縦断するということのめでたさと驚き。

なお、朝数本だけ、東西線経由で尼崎行きがある模様。俊徳道や永和から一本で尼崎に行けるのか……甲子園も、神戸も近くなったもんだ。ワタシがここに住んでいた頃は、梅田も神戸も本当に遠い印象。なんばだけが唯一の身近な都会だったのに。来年阪神が近鉄とつながったらどうなるんだろう?

トランジスタラジオは毎日放送の河内家菊水丸の番組。てなもんや三度笠から花王名人劇場を支えた名物ディレクター、澤田隆治がゲスト。

梅田の「HEP HALL」で「探偵!ナイトスクープ展」。ひとつの深夜番組が20%を取りつづけるのも驚きだが、展覧会を開くというのもまた格別の驚きである。「爆発卵」の電子レンジや「大和川ボート通勤」のボートなど、マニアにはたまらない「現物」の展示。オモロイ。

ちなみに「HEP」とは、昔、阪急ファイブと呼ばれていた施設。「HEP HALL」とは昔の「オレンジルーム」の末裔(?)らしい。確か「オレンジルーム」は伝説の番組『誰がカバやねんロックンロールショー』を収録していたところではなかったかしらん? 『誰カバ』と『探偵…』、大阪テレビ史伝説の2番組の不思議な出会い。

ずっと前から気になっていた観覧車に乗る。ちょっと怖かった。観覧車から大阪東部方面を撮影。

13時からはうめだ花月に移動して「花・花寄席」。林家そめすけ『看板の一』、桂楽珍『花色木綿』、笑福亭扇平『ちりとてちん』、桂文華『くっしゃみ講釈』。桂文華(とやら)の熱演に笑う。

うめだ花月の真ん前のカレー屋で食べたカツカレーとビールで膨れた腹をケアすべくウォーキングし出すが、暑さでめげて、谷町四丁目でギブアップ。地下鉄で天王寺へ。

読んでた本はまずこれ。ちなみに、今週水曜夜は、甲子園観戦で来阪していた小関氏、野球系ブルースシンガーの野本有流氏、スポーツライターのタニガ・ミシロー氏、いや谷上史朗氏と痛飲。

現在読んでるのはこれ。面白い。現在千葉ロッテファームコーチ、ハイディ古賀の破天荒な人生。熊工→ホームレス→キャバレー店員→近大→巨人軍→米国ルーキーリング→自動車事故→熊本でリハビリ→米国1A…とここまで読んだ。

「たった6時間の大阪観光」は以上で終わり。今からは古い友人と食事。五輪開会式? そんなの知るもんか。

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20080804/南海ホークス・メモワール。

長野経由で大阪へ。清原復活騒ぎをナナメから観ようという魂胆もあり京セラドーム大阪へ。

しかし、清原より何より、例の南海ホークス復刻ユニフォームに感動。バックスクリーンには「大阪球場」の看板!

ホークスナインはみんなソックスを膝まで上げて、客席にも南海ユニ姿のオヤジ(一部オババ)がうろちょろ。「お前らひとりでもオリンピックに選手出せー」というベタな南海ファンの野次もいい。レフトのホークス応援団のかけ声は『近鉄たおせーオー!』。

で、そして、何と言ってもラッキーセブンはソフトバンクホークス応援歌ではなく、灰田勝彦《南海ホークスの歌》!

歴史を大事にしよう、というコトバはなんだかジジイの戯言みたいで好きではないが、歴史を大事にすることは実は快感なんだ。そんなことを体感した一日。うむ。五輪なんかより、やっぱり日本のプロ野球の方が面白い。

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20080726/夏の読書感想文。

少しヒマが出来たら狂ったように本を読む。本を読むために生きている。正直、食べるものなんてなんでもいいから本だけは好きなのを読み続けたい。

そもそも小学生時代のアイドルで、鶴瓶ではなく鶴光派であったことが人生に大きな影響を与えていると最近思う。凄絶な貧乏だった幼少期から、東京でブレイクして、東京落語界に単身乗り込むまでの経緯がとても分かりやすい。一気に読んだ。

落語がらみでもう一冊。これは面白い。快著。落語の紹介というよりも、古典落語の背景である江戸時代の文化や風習を通して、現代社会を評論するという、ひどく知的な本。たとえば江戸時代には「時刻」がなかった。さて「時刻」がある時代とない時代、どちらが人間的なのでしょう?みたいな。考えさせられる。

さらに落語がらみ。『あんどーなつ』観てたら貫地谷しほりはいい女優になりそうだと改めて痛感。『瞳』はまったく観ていないので、これでも読みながら次の『だんだん』を早くも期待する夏。

180度変わって。こーいうビジネス書にありがちな生硬で(つまり)下手な文章ではないことに好感。「広島市民球場を無料で建て替える方法→ドコモショップ市民球場店を作る」はとても面白い発想。

トータルテンボスの高校野球マニアぶりが面白い。当時、藤田のほうが高校球児で。御殿場出身ということで、小野晋吾と対戦してるらしい。やっぱり。

それにしても島田紳助。司会者としての激烈な面白さと、羞恥心とか彼が「プロデュース」しようとするムーヴメントの駄目さ加減のギャップは一体なんなんだろう。後者が前者を上回って、トータルのポイントが負の値を示してきた。田舎くさいことはやめればいいのに。

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20080720/革命前夜か。

なんか、近く革命が起こるんじゃないか? と思うような陰惨な状況です。いろんなとんでもないことが起きているけれど、やっぱりガソリンの高さはちょっと異常。

世論に大きく影響を与える都市部のマスコミ業界の方々は日常の行動手段としてクルマを使っていないから(ワタシも使っていませんが)、ガソリンの値段が日常生活に与える影響を実感として持っていないのでは?という論調が『サイゾー』誌に載っていましたが、あぁそうなんだろうなと。クルマを日常行動手段として使っている郊外~田舎では、もっと凄いダメージがあるはず。

ガソリンだけじゃなくって、それ以外にも、保険の問題とか、派遣労働の問題とか、知らず知らずのうちにとんでもない状況になってきている。

ラディカルな論調の人たちは、すぐに「大変だ」「大変だ」と言うから(言ってたから)、狼少年のようになってて、いつが本当に危険な状況なのかが判らなくなっています。「大変・危険」のインフレ。

逆に、ワタシのようなスーパーノンポリがヤバいと感じるということは、そうとう状況が切迫しているということだと思うのです。

凄く乱暴であることは承知で、でも乱暴に具体的に示さないと、なにも変わらないと思うから。

はっきりと名指しで言っちゃえば、やはり小泉純一郎が引き起こした状況なのですよ。世の中が彼のメルマガやエルビスのものまねや「感動した!」とかに感動していたときにとんでもないことが準備されていたということ。

ある記事で見た、現代の若者の、傑作な、でも切実な一言。「なんで俺たちがサブプライムなんとかの犠牲にならなくちゃいけないんだよ!」

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20080713/山本モナ降板騒動はおかしい。

と、別に山本モナファンではないのですが(でも嫌いでもない)……。以下、日本唯一?の山本モナの降板反対論を。

別に不倫騒動があったとしても、犯罪でもなく、そんなものは「私人」としての行動なわけで、目くじら立ててレギュラー番組を降板させることはないだろうと思う。

今回の降板の背景に、ちょっと変な観念が存在している気がする。いわく「ニュース番組なんだから非倫理的な人物は出てはならない」という、よく訳の分からない倫理観。

実際、前回の『ニュース23』降板のあとにもバラエティ番組には出ているわけで、要するにニュース番組/報道番組を特別視する変な感覚が世の中的にあるんじゃないか。

なんやそれ? まったくもって認められない感覚だ。

も・し・か・し・た・ら、「ニュース番組はジャーナリズムであって中立で不偏不党の客観的な報道を聖人君子のようなキャスターが担当するものだ」なんて、そんな昭和な考え方がいまだに横行してないか? おいおい。

長くなるから結論のみにしておくけど、ニュースに「中立」「不偏不党」「客観的」なんて存在しませんから。そもそもどの事件を報道するかを選んでいる時点で主観が介在してますからね。

もっといえば、ニュース番組に倫理なんてクソの役にも立たない。必要なのは「主観」だ。その事件に対して、その番組は、そのキャスターはどう思うのかをハッキリ語る。それこそが唯一、ニュース番組が本気のジャーナリズムとなりうる方法論だ(その意味で『報道ステーション』はやはり素晴らしい)。

山本モナを降板させた番組は、長嶋一茂を「サキヨミスト」(爆)として招き、「G8にインドと中国を加えるか否か」についての意見を言わせてた。こんなの、不倫キャスターを起用するよりも犯罪的だと思う。

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20080705/大阪朝日放送のように生きてみよう(その2)。

大阪人だからといって、すべての大阪的なるものを支持するわけではない。一部にそんな大阪人もいるかも知れないが、それは大阪人というアイデンティティに必要以上に依拠する田舎者の連中だ。

そしてワタシは、東京vs大阪、大阪vs他県みたいなくだらない枠組から超然として、『ハッスル歌謡曲』『(ハイクオリティの)オールスター中継』『探偵ナイトスクープアカデミー大賞』のように、分かりやすく、面白く、でも新しいアプローチを堂々と呈示しつづける大阪朝日的価値観を支持したいし、自分自身もそんな風に生きていきたい。

「20050724/大阪朝日放送のように生きてみよう。大阪人は。」より抜粋。そしてこの文章からちょうど3年経って今、『探偵ナイトスクープ"グランド"アカデミー大賞』を観た。番組開始から20年経って、その中でのベストネタを紹介するというもの。『爆発卵』『大和川ボート通勤』『養老の星・幸ちゃん』……

面白くないわけがない。濃密な2時間。くらくらした。

要するにテレビをバカにしてるんではないか、作り手の側が、と思う。東京キー局の「バラエティ」番組を観ていると。「こーいう風にやっておけば視聴者は笑ってくれるだろう」という上から目線。

逆に『探偵ナイトスクープ』『熱闘甲子園』『M-1グランプリ』。上から目線になることなく、大阪の田舎性に安住することなく、いっしょうけんめい作っている。そう、いっしょうけんめいテレビと格闘している。

テレビの作り手「なんかより」、受け手=視聴者のほうが、いっしょうけんめい人生と格闘しているんだから。それに昔のようにテレビの存在が圧倒的なモノではないのだから、大阪朝日放送のようにやってくれないと困るんですよ。

「大阪朝日放送のように生きてみよう」。改めてそう思った。2008年初夏。

追記:↓で紹介した『犬の首輪とコロッケと―セキとズイホウの30年』、オモロイ。ナイトスクープの探偵のひとり、長原成樹の自叙伝。「元ヤンキー」を自慢するムーヴメントは好きじゃないが、薄っぺらな「元ヤンキー」論を超える、在日韓国人としての激烈な人生。近鉄の布施駅で、長原成樹とワタシは会ってるな、当時。

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