「世界でいちばん野球が強い国の、いちばん強いチーム。

そのファンであることの緊張と誇り。

世界でいちばん熱い春がくる。

2006年3月25日。パ・リーグ開幕。あけましておめでとう。」



それから半年近くが経ち、

僕たちはある判断を迫られている。

すこしばかり、嘘をまじえて、言わせてもらう。

負けてもいいんだ。4位でもいいんだ。

そんなものは、長くて永い球史の中では、ちっぽけなことだ。

2005年、日本シリーズ第一戦。

新進気鋭の盗塁王による、意表をつくプッシュバント。

そんな、奔放で闊達なプレーを観たいんだ。



硬直した球界を、

予定調和のロック・ミュージックを、

付け焼き刃のお笑いを、

虚構のジャーナリズムを、

美辞麗句の宗教を、

そして、ここに挙げる価値すらない政治や経済とやらを、

大声であざ笑うような、奔放で闊達なプレー。

それこそが、それだけが君たちに望むこと。



さぁ、僕たちを、解き放て。

2006年8月24日。パ・リーグ、最終コーナーへ。



スージー鈴木