とは言いながらも、まずいいたいことは、こんなに小ネタで、いい加減でデタラメな番組が3年半も続けさせていただいたことに対するお礼でございます。
当初、どのような番組にしようかと悩んだときに、一番初めに考えたのは、私、当時、28歳。僕と同年代の方が聴いて、納得していただける番組にしよう。そう考えました。そして、もう一つ、今のラジオ業界の中で誰もやっていない体裁の番組にしよう。と。
その中で出てきたアイデアが「小ネタ情報てんこもり」というコンセプトです。最新のヒット曲を単純にかけるのではなく、10分足らずという枠の中で、「小ネタ」という切口で音楽を分析して、情報化する。これだ、と考えたわけです。
分析と情報化。これは手間がかかります。今更ながらに言いますが、毎回基本的には1600字ほどの原稿があって、それを作るのに、休日をつぶしておりました。ま、アドリブに弱い素人が出来るのは「準備」に時間をかけることだけでした。
ともあれ、「小ネタ」を通じて、メッセージしたかったことは、「もっと色んな音楽がある」そして、「音楽にはもっと色んな楽しみ方」がある、ということです。
「週刊スージー」は終われど、トワナビは残ります。そしてFヨコもこれからずっと続いて行くでしょう。
昨今、電話回線から世界中の情報がパソコンに届き、星からTVの電波が大量に降ってくる世の中です。その中で、ラジオが出来ることは何だろう、と考えます。その一つの答が「もっと色んな音楽」そして、「もっと色んな音楽の楽しみ方」ではないか、と。それをナビゲートすることこそがラジオ、なんでしょう。
最後にある曲の歌詞を引用します。
懐かしい、ラジオ。
単なる少年少女のBGMの騒音になってはいけない。
彼らは君の良さを知らないから、君のことを気にかけちゃいない。
全盛だったあの頃、君にはパワーがあった。
これからだって充分活躍できるはずだ。
懐かしい、ラジオ。
こんな歌詞の曲をかけましょう。来週は最後のお便りスペシャルです。メッセージをお待ちしています。でも明るく行きましょう。